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東京MXが沖縄再取材 基地問題番組、吉岡攻さんに依頼

6/4(日) 6:30配信

琉球新報

 東京メトロポリタンテレビジョン(MX)の番組「ニュース女子」が沖縄の基地反対運動をテロリストに例えるなどの内容を放送した問題で、東京MXがジャーナリストの吉岡攻さん(72)に制作を依頼し、沖縄の基地反対運動の背景などについて再取材を5月下旬から始めている。同局は本紙取材に「沖縄の基地問題について賛成派、反対派の両方の意見を公平に取り上げた沖縄の現状を伝える番組にしたい」と答え、7~9月の期間内に放送する意向を示した。

 東京MX側は2日、本紙取材に「ニュース女子」の内容を巡り「一概に否定できるものではない」と主張し、再取材に基づく番組は「ニュース女子」の検証番組ではないと説明した。その上で「なぜ、基地反対運動が起きているのかを伝えるには、沖縄と本土の歴史について考えの違いを伝えないといけない」と述べ、制作者として吉岡さんが適任だと説明した。

 吉岡さんは長野県生まれ。1968年から72年にかけて沖縄に住み、フリー写真家としてコザ騒動など復帰前後の沖縄の状況を取材した。ディレクターとしてテレビ朝日「ニュースステーション」やTBS「報道特集」を制作し、沖縄の基地問題の取材もしてきた。

 今回の番組は、琉球王国の時代から沖縄の歴史をひもとく予定。大学教授や米軍絡みの事件・事故の当事者、基地容認、反対の各立場の人ら約10人にインタビューする見通し。

 吉岡さんは「沖縄の基地問題がなぜ揺れているのか本土の人に理解できていない。沖縄の歴史を知らないが故にネット上などで表面的に批判したりする」と指摘した。

 吉岡さんは3日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前を訪れ、新基地建設に反対する市民らを取材した。

琉球新報社

最終更新:6/4(日) 10:15
琉球新報