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犬猫殺処分ゼロに 水戸でシンポ 適正飼育訴える

6/4(日) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

犬や猫の殺処分頭数ゼロに向けた取り組みを考えるシンポジウムが1日、水戸市千波町の県民文化センターで開かれ、日本獣医生命科学大の水越美奈准教授が講演で「問題行動を起こさないように犬や猫を育てることが大事」と適正飼育の重要性を訴えた。

シンポジウムは、昨年12月に制定された県犬猫殺処分ゼロを目指す条例を踏まえ、県が協力団体と連携を深めようと初めて開催。獣医師や動物愛護推進委員など約370人が参加し、有識者によるパネル討論も行われた。

水越准教授は「犬や猫との正しい関わり方」をテーマに講演。犬や猫が問題行動を起こす原因に、出生環境時のストレスや、飼い主の手に渡ってからの不適切な飼育管理からくる欲求不満などを挙げた。動物を飼う上で、動物が生来持つ行動を取ることが可能な環境や、清潔な住環境を整えることを求め、「問題行動を起こしてからではなく予防が重要」と話した。

パネル討論では、有識者らが「犬猫殺処分ゼロに向けて出来ることは何だろう」をテーマに意見交換。司会を務めた日本動物愛護協会の会田康彦評議員は「(本県は)殺処分頭数ゼロへの第一歩を踏み出したばかり。『連携』をキーワードに県全体で尽力して」と述べた。 (成田愛)

茨城新聞社