ここから本文です

早実・清宮、100号の大台に王手!仮想甲子園で1日3発

6/4(日) 6:04配信

スポーツ報知

◆愛知県高野連招待試合(3日・刈谷)

 今秋ドラフト目玉の早実(東京)の清宮幸太郎一塁手(3年)が3日、愛知県高野連招待試合(刈谷)で2戦3発を放って高校通算99本塁打とし、100号の大台に王手をかけた。中京大中京戦で圧巻の左越え3ランに続き、右中間にも3ラン。桜丘戦では右翼ポール際に2ランを運び、計5安打9打点。いずれもプロ注目投手を打ち砕いた。4日も同招待2試合(小牧)を予定。一気に節目のアーチを描きそうな勢いだ。

【写真】97号を放った際はチームメートと喜びを爆発させた清宮

 スタンドはどよめくしかなかった。清宮のスイングは、外角低めのチェンジアップをこすっただけに見えた。それでも白球は左翼フェンスをふわりと越えた。中京大中京戦の2点を追う初回無死一、二塁で、右腕・香村から一時逆転の3ラン。5月28日の沖縄招待・美来工科戦の第4打席から対外試合で2打席連発。自身通算5本目のレアな左方向への一発に、「芯に当たっていた。意識しなくても、向こうに飛ぶ。風でしょう」と頬を緩ませた。

 愛知県高野連関係者は「刈谷では、甲子園の浜風と同じ右から左の風が吹く」と添えた。両翼95メートル、中堅122メートルの仮想・甲子園(両翼95メートル、中堅118メートル)。初回先頭から9者連続得点を呼ぶ一発だけでは足りなかった。10―14で迎えた7回1死一、二塁。主砲は左腕・磯村の高め138キロ直球に「かなり差し込まれて、詰まった」。なのに、右中間席最深部に届く98号。初芝橋本・黒瀬健太(現ソフトバンク)の97本塁打を抜き去り、17―16の逆転サヨナラ勝ちにつなげた。

 さらに桜丘戦で5点を追う6回1死一塁。カウント2ストライクから右腕・原悠のスプリット3球を見切り、内角直球をさばいた。打席から一歩踏み出してとどまり、右翼ポール際の着弾点を確認。「いつもは(球を)巻き込んでファウルになる。風で戻ってきてくれた」。この日2試合で3本目。3戦連続計4発で、100号の大台にあと1本と迫った。

 中身にも真価があった。相手の中京大中京は甲子園春夏通算で最多133勝、最多11度の優勝を誇り、桜丘は昨秋の愛知県大会準優勝。打ち破った3人はいずれも最速140キロ以上のプロ注目投手だった。視察した東海地区担当の中日・清水スカウトは「甲子園で勝てるレベルの投手たち。1本目は左飛だと思った。こすってるけど、技術と力が一体になっているから、スタンドまで飛ぶ。あんなの見たことない」と語った。

 清宮本人は3発とも「全部、自分ぽくなかった。珍しい」と総括。最後の夏に向け、さらに本塁打のバリエーションが増えていることを証明した。桜丘戦の4回には中堅フェンス直撃の二塁打。あと1メートルでサク越えに「神宮なら入ってました」と笑った。さすがに100号がかかった8回の打席では「よぎっちゃいました」と左飛。「あと1本ですけど、変わることはない。これで満足せず、次の球場でも期待に応えたい」。4日は小牧で至学館、享栄戦。100本目は、どんな軌跡を描くのか。(山崎 智)

最終更新:6/4(日) 8:26
スポーツ報知

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合6/25(日) 16:25