ここから本文です

奥様はシェフ 5年シード獲得のノリスは「日本語を覚えないと」

6/4(日) 19:49配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

◇国内男子◇日本ツアー選手権森ビル杯 最終日(4日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7384yd(パー71)

【写真】男子ツアー現場で目撃 弟の応援に駆け付けた香妻琴乃

6アンダー3位タイから出たショーン・ノリス(南アフリカ)が、1イーグル6バーディ、1ボギーの「64」をたたき出し、通算13アンダーで逆転優勝を飾った。通算アンダーパーをマークしたのが11人というリーダーボードで、2位に4打差をつける圧巻のゴルフ。2016年「レオパレス21ミャンマーオープン」以来の日本ツアー2勝目を国内メジャーで挙げ、7月の「全英オープン」(賞金ランキング上位2人の資格)、8月の「WGCブリヂストン招待」の出場権も手にした。

1打差を追ってスタートしたノリスは、前半5番までに3つのバーディを奪って主導権を握った。フェードボールを得意とし「左から右に曲がるホールが多く、自分のスタイルにマッチした」と、9番のボギーで後続に並ばれても自信は揺るがない。続く10番、残り185ydの第2打を7Iでイーグルを決めて独走態勢を築き「17番のティショットをフェアウェイに置けたときに“優勝できる”と思った」と最後は余裕を持ってフィニッシュ。18番で6mのバーディパットを沈め、悠然とゴールテープを切った。

かねて南アフリカのサンシャインツアーを中心に活動し、5年ほど前から母国の英雄、アーニー・エルスとも親交がある。「ゴルフは我慢が大切」という教えを受け、昨年のミャンマーでの初勝利で苦労を実らせると、そのまま日本ツアーを主戦場にした。

今大会の優勝で5年シードを獲得し「みんな親切だし、フレンドリーだから日本ツアーはすごく好き。日本語を覚えないとね」と腰を据える覚悟も見せる。

4月8日に10歳年下のカンディスさんと結婚し、直後には2週間の新婚旅行にも出向いた。夫人は母国で料理人の職に就いている。「結婚がゴルフに与える影響はまだわからないが、彼女が今回の優勝を喜んでくれることは間違いない」。今後はまず、この大陸をまたいだ遠距離生活について考えることが急務となりそうだ。(茨城県笠間市/柴田雄平)