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【巨人】村田3戦連発満弾!29人目通算350号…でもチームは史上5度目9連敗

6/4(日) 6:05配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人4―5オリックス(3日・東京ドーム)

 巨人が06年以来、球団史上5度目となる9連敗を喫した。田口が初回、T―岡田の3ランを含む5安打で4失点するなど、5回5失点でKO。5点差の6回に村田の3戦連発、プロ通算350号となる4号グランドスラムで1点差まで追い上げたが、及ばなかった。交流戦5戦全敗で、借金6は由伸監督就任後ワースト。過去9連敗以上したシーズンは優勝がなく、連日意地を見せる村田を中心に、データを覆す戦いを見せたいが…。

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 男の瞳に、ホームで待ちかまえる仲間たちの笑顔が映った。村田は両手を挙げて坂本勇らとハイタッチを交わし「おっしゃー!」と雄たけびを上げた。史上29人目となる通算350号。「1本、1本の積み重ねが350本という数字になって本当にうれしい。元気にやれてきたからこそ、これだけ打てた」。大量リードに沈む一方だった球場の空気を、一変させる放物線だった。

 5点ビハインドの6回無死満塁。「1点ずつでも返していかないといけない場面だったので必死でした」。松葉の内角いっぱいの直球を強振した。「ちょっと詰まっていたけど、体がうまく反応した」。左翼席中段へと運ぶメモリアル弾はプロ6本目、巨人では昨年9月27日の中日戦(東京D)以来、2本目のグランドスラムだ。

 今季初の3戦連発で交流戦通算は55発となった。球界屈指のアーチストは、開幕前に節目を思い描いていた。「野球の魅力はホームランだろ。(350号を)早く達成できれば気持ちも安定する」

 しかし、開幕三塁の座はマギーに奪われ、代打でのスタート。昨季は打率3割2厘、チームトップの25本塁打、81打点の成績を残したが、厳しい現実を突きつけられ、「信頼されてないのかもな」と漏らすこともあった。「巨人はいい選手がどんどん入ってくる。そこでレギュラーを取ってこそ、真のレギュラー。負けないだけのハートを持ちたい」と強気に言いながら、プライドは傷ついた。

見返す それでも「いつか、見返す時が来る」と信じていた。由伸監督からは代打は運動量が落ちるため、体重が増えてキレがなくならないように夜食のメニューを考えるように指摘された。白米の量を控えめにするなど、グラウンド外での見えない努力も欠かさなかった。

 反撃は届かなかったが、敗戦の中で光明にはなった。指揮官も「あの回は追い上げる雰囲気はできた」と評価。「調子もいいのかなと思っている。なので、4番で頑張ってもらっている」とさらなる爆発を期待した。

 今季放った4発全てが白星に結びつかなかった。巨人は過去、9連敗した年の優勝はなく、数字の上ではV率は0%と逆境に立たされた。「何とか連敗を止めないと次に進めない。苦しいですけど、前を向いてやるしかない。みんなで乗り越えるべきところ」と村田。逆襲の見本は身をもって示した。よみがえった男・村田が再浮上へと先導していく。(長井 毅)

最終更新:6/4(日) 8:14
スポーツ報知

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