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美宇の母・真理子さん「親だけど試合を見てファンになりました」

6/4(日) 6:33配信

スポーツ報知

 世界卓球個人戦は3日、女子シングルス準決勝が行われた。平野美宇(17)=エリートアカデミー=は世界ランク1位でリオ五輪金メダリストの丁寧(中国)に1―4で敗戦。決勝には届かなかったが、同種目48年ぶりの銅メダルを獲得した。現地で応援した母・真理子さんは「親だけど、試合を見てファンになりました」と娘の奮闘をたたえた。

 試合は4月のアジア選手権の雪辱に燃える丁寧が、徹底した研究の成果と気迫を前面に押し出す展開となった。「丁寧選手は素晴らしかった。さすが女王でした」と勝者をたたえたが、第4ゲームには9―5から得点を奪うと、勝ったと勘違いし、ガッツポーズをして平野に握手を求めようとする場面も。世界女王の本気に向き合い「美宇もそれだけ強くなった証拠だと、少し感動しました」と喜びもあったという。

 史上最年少のアジア女王となったことで、周囲の期待は膨らんだ。「これまでとの大きな違いは、今までで一番メダルを期待された大会だったということでした」。国内だけでなく、国際卓球連盟や海外のメディアからも「優勝候補」と注目される中で、重圧に打ち勝ってメダルを獲得した。その意味について「期待された中でメダルを取る。これが難しい。しかし、今回期待された中で自分のプレーをし、メダルを取れたことは、アジア選手権の時の本人もびっくりのメダルとは、また違う意味で大きな自信になることと思います」と分析した。

 試合中の立ち振る舞いからも成長を感じた。「何よりも試合に対する集中力。これが素晴らしい。まなざしが相手の射抜くほどに鋭い。集中度がゾーンに入っている感じ。素晴らしいアスリートに成長していると思う。親だけど、試合を見てファンになった」。今大会では頂点に手が届かなかったが、20年東京五輪での金メダルへ、着実に歩みを進める娘の姿を頼もしく感じていた。

最終更新:6/4(日) 8:13
スポーツ報知