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一番強いボクサーは誰?幻の世界ライトフライ級王座統一トーナメント

6/4(日) 14:00配信

デイリースポーツ

 大橋ジムの大橋秀行会長が5月20日、21日に行われた世界戦6試合を控えたある日、注目のプランを披露した。「拳四朗選手(BMB)が勝って、田中恒成君(畑中)とうちの八重樫が防衛すれば主要4団体の世界ライトフライ級王座は日本人が独占する。この4人のトーナメントで統一戦ができれば面白い」というものだった。公式な発言ではなかったが、興味深かった。

【写真】アコスタを攻める田中恒成

 20日に名古屋でWBO同級王者の田中が同級1位のアンヘル・アコスタ(プエルトリコ)に3-0で判定勝ちして初防衛に成功。東京では拳がWBC同級王者のガニガン・ロペス(メキシコ)を判定で下し、世界初挑戦でベルトを巻いた。

 この時点で、WBAの田口良一(ワタナベ)、IBFの八重樫東(大橋)を含め主要4団体の世界ライトフライ級王座を日本人選手が保持。名古屋では、田中がテレビでゲスト解説を務めた田口に声をかけ、リング上で「今年中にやりましょう!」と、統一戦を呼び掛けた。

 ところが21日、東京で八重樫が暫定王者のミラン・メリンド(フィリピン)にまさかの1回KO負け。日本人のベルト独占はわずか1日天下に終わった。

 大橋会長のプランでは「八重樫と拳の勝った方と、田口君と田中君の勝った方が全部のベルトをかけて統一戦をやる。これは盛り上がるね」というものだった。開催実現にはさまざまな問題、難題があるのは当然としても「統一戦」を実現しようという姿勢は、団体と階級が増えてチャンピオンだらけのボクシング界では代えがたいもの。

 だれがリアル・ワールド・チャンピオンか-をだれもが知りたがっている。(デイリースポーツ・津舟哲也)