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【安田記念】サトノアラジン、7度目の挑戦で悲願のG1初制覇!

6/5(月) 6:03配信

スポーツ報知

◆第67回安田記念・G1(4日・芝1600メートル、東京競馬場 良)

 第67回安田記念・G1は4日、東京競馬場の芝1600メートルで争われ、7番人気のサトノアラジン(川田)が直線で外から豪快に差し切り、7度目の挑戦で悲願のG1初制覇を果たした。2着は連覇を狙った8番人気のロゴタイプ(田辺)が逃げ粘り、3着には3番人気のレッドファルクス(Mデムーロ)が入った。史上初の4週連続G1制覇を狙ったルメールが騎乗した1番人気のイスラボニータは8着に終わった。

 伝家の宝刀をズバッと抜いた。道中は後方3~4番手を進み、直線で大外に持ち出されたサトノアラジン。川田のゴーサインに瞬時に反応すると、大きなストライドでグイグイと加速。ライバルを次々パスして、最後は上がり最速33秒5の末脚で逃げ粘るロゴタイプを首差だけ差し切った。

 「いつでも外に出せる位置にいたので、リズムだけと思っていました。手応えは抜群でしたし、直線もスムーズに加速できました。本当に、やっと勝てました」。昨春からコンビを組み、高い能力を感じていた川田はホッとした表情だった。

 G1・7度目の挑戦で悲願を達成。11年セレクトセール当歳で2番目に高い1億3000万円で取引されたディープインパクト産駒のタイトル奪取に、池江調教師は満面の笑みを浮かべた。「これだけの馬でG1を勝てなかったら、調教師失格だとずっと思っていたので、本当に素直にうれしいです」。これまでのG1は4着が最高。馬場や枠、ペースなど好走に条件がつくため、中間は週間天気を気にする日々が続く。「馬場が良くて外枠を引いた。これは運が向いてきたな、と」。条件さえそろえば、G1を勝つだけの素質はあった。

 3歳時には菊花賞(6着)を走らせた愛馬の方向性を決めたのは、4歳春から夏にかけて。「試行錯誤しながら導き出したのがマイル前後のレース。中距離では持ち味が生きないと考えた」。師の決断がようやく実ったG1初制覇だった。

 今回の勝利で、仏ジャックルマロワ賞(8月13日、ドーヴィル)、米ブリーダーズCマイル(11月4日、デルマー)の海外G1の優先出走権を獲得したが、「日本にはマイルCSがあるし、いろんな選択肢を消さず、状態を観察して、オーナーとも相談して決めていきたい」と池江師。次なるステージは日本か、それとも海外か。ついに頂点に立った未完の大器の本領発揮は、これからだ。(西山 智昭)

 ◆サトノアラジン 父ディープインパクト、母マジックストーム(父ストームキャット)。栗東・池江泰寿厩舎所属の牡6歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算25戦8勝(うち海外2戦0勝)。総収得賞金は4億2366万3000円。主な勝ち鞍は京王杯スプリングC・G2、スワンS・G2(ともに16年)。馬主は里見治氏。

最終更新:6/5(月) 6:06
スポーツ報知

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