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“Qちゃん2世”猿見田がV「東京五輪で金メダル取りたい」

6/5(月) 8:04配信

スポーツ報知

◆報知新聞社共催 黒部名水マラソン(4日、黒部市総合体育センター発着)

 初夏のさわやかな風を受けながら、9238人が黒部扇状地を駆け抜けた。マラソン、10キロ、車いす、5キロなどの6種目が行われ、10キロ一般女子は金沢市出身の猿見田裕香(さるみだ・ゆか、18)=ユニバーサルエンターテインメント=が33分47秒で初優勝。3年後の東京五輪出場に向け、高い身体能力を見せつけた。マラソン男子は富山市出身の末上哲平(32)=YKK=が優勝を決めた。(天候晴れ、気温17・0度、湿度75%、北北東の風1・5メートル=午前9時現在)

 “Qちゃん2世”猿見田が、軽やかな走りでゴールに飛び込んだ。社会人になって初レースで初優勝し、初々しい笑顔を満開。海岸線では強い向かい風となり「人の後ろに付いていこうと思ったが、誰もいない。それも練習になるかな」と力走を披露し、2位に35秒の差を付けて勝利を飾った。

 金沢市出身で、西南部中1年から陸上を始めた。誘いを受けて、強豪の豊川高(愛知)に進学。シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(45)に憧れ、卒業後は小出義雄氏(78)が指導に当たる実業団のユニバーサルエンターテインメントに加入した。一日に40キロを走り込んだり、400メートル走20回など、倒れそうになりながら、厳しいメニューをこなす。小出監督からは「お前はオリンピックに出るしかない」と大きな期待を受けている。

 3日に行われた前夜祭では、高橋さんと初めて言葉を交わした。高橋さんは「脚が長くてバネがある。スピードを生かしながら、距離を伸ばしてほしい。バックには小出監督もいるので、私をずっと超えてほしい」とエールを送った。

 フルマラソンの経験はないが、目標は3年後の東京五輪にマラソン代表で出場すること。「今は通過点。東京では金メダルを取りたい」と猿見田。大先輩に刺激を受け、伸び盛りの18歳が大きく羽ばたく。(中田 康博)

 ◆「95%の人と」Qちゃんタッチ 特別ゲストの高橋さんはスタート地点で激励したり、参加ランナーとハイタッチをかわして交流した。分刻みのタイムスケジュールで全種目に顔を出し、時には手をつないでゴールする姿も。「フルマラソンでは95%の人とハイタッチして目標は達成できた。景色がきれいで、人も温かかったです」。選手時代も含め7度目となる今大会でも、Qちゃんスマイルを振りまいていた。

最終更新:6/23(金) 18:36
スポーツ報知