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【ヒルマニア】ノーヒッター列伝…江川オール9回試合で3戦連続

6/5(月) 12:05配信

スポーツ報知

 「ヒルマニア」は、スポーツ報知で野球を担当し続けて45年の蛭間豊章記者が、マニアックな野球ネタをお送りします。

 5月に米ニューハンプシャー州のオイスターリバー高の3年生左腕、ブレンネン・オックスフォード投手(17)が4試合連続ノーヒッター(7イニング制)を達成し、全米の話題になった。あらためて発表された高校生記録は「6試合連続」だ。1961年にクリンス・タラント、89年にトム・エングルという投手がマークしている。さて、日本の高校野球ではどんな投手が連続試合ノーヒッターをやっているのだろうか。

 甲子園大会では1939年夏、海草中(現向陽高)の嶋清一が2試合連続をマークしているが、地方大会ではコールドゲーム(★印)を含め、3試合連続ノーヒッターを次の投手が達成している。

 ▽34年 沢村栄治(京都商)

★5回―★5回―9回

 ▽71年 水谷啓昭(東邦)

★7回―★7回―9回

 ▽72年 江川卓(作新学院)

9回―9回―9回

 ▽74年 権寧敏(明大中野)

9回―★5回―9回

 ▽74年 高橋三千丈(静岡商)

★7回―9回―9回

 71年の水谷が前の試合も6回で降板しており、前後あわせて33イニング連続ノーヒットを続けた。そして翌年、作新学院2年の江川がコールドではないオール9回試合の3戦連続を達成。北関東大会進出を懸けた小山戦でも9回までノーヒット。ただ、両校ゼロ行進で入った延長10回2死後、中前にテキサス安打され4戦連続の寸前でストップした(連続イニングも36回)。試合も11回にスクイズを決められ、サヨナラ負けした。

 以降、権と高橋もマークしたが、フルイニングの3試合連続ノーヒッターは出ていない。金属バットで打球が飛ぶ現代、木製バット時代の江川の記録に並ぶような超高校級投手は今後、生まれるのだろうか。

(スポーツ報知ベースボールアナリスト・蛭間 豊章)

最終更新:6/5(月) 12:06
スポーツ報知