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第九国内初演100周年事業 鳴門と若松で演奏会

6/4(日) 10:31配信

福島民報

 全日本「第九を歌う会」連合会の総会は3日、徳島県鳴門市で開かれた。ベートーベンの交響曲第9番の国内初演100周年となる平成30年の記念事業成功に向けて協力を確認した。同市と福島県会津若松市で「第九」の記念演奏会を開催する。泉理彦会長(鳴門市長)は総会後、「100周年を祝うとともに、初演の基となった人道的な交流を世界に発信するため、福島県会津若松市と一緒に盛り上げたい」と語った。
 「第九」は大正7(1918)年、鳴門市の板東俘虜(ふりょ)収容所のドイツ人捕虜が松江豊寿所長=会津若松市出身=の人道的な処遇に感謝して国内で初めて全曲を演奏した。
 記念事業では来年6月1日に鳴門市の収容所跡地で再現公演、同月2、3の両日に市文化会館で第37回ベートーベン「第九」交響曲演奏会を開く。9月24日には会津若松市の會津風雅堂で全国の合唱団が集う演奏会を催す。
  
■連合会副会長に会津の小熊氏  
  
 総会では任期満了に伴う役員改選で、理事を務める会津第九の会の小熊慎司会長(衆院議員)を連合会副会長に選んだ。任期は次回総会まで。小熊氏は「100周年の節目を前に身の引き締まる思い。松江豊寿や鳴門の人々の精神を全国に伝えたい」としている。
 福島県のふくしま「第九」の会など国内外15団体の入会を承認。同連合会の加入団体は福島県の3団体を含む78団体となった。
 総会には会津第九の会の長谷川巨樹さんら各地の団体代表が出席した。
  
■福島県内の2団体が出演 きょう徳島で「第九」演奏会  
  
 第36回ベートーベン「第九」交響曲演奏会は4日午後1時半から、徳島県の鳴門市文化会館で開かれる。福島県の会津第九の会、ふくしま第九“すみだ歌う会”の2団体を含む全国の合唱団59団体から計約600人が出演し、壮大な歌声を響かせる。

福島民報社

最終更新:6/4(日) 11:08
福島民報