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小林よしのり氏、「男系天皇にこだわることは本当にいいのか?」

6/4(日) 14:01配信

AbemaTIMES

 天皇退位特例法案が衆議院を通過した。付帯決議には女性宮家検討が盛り込まれた。また、眞子さまがブータンを公式訪問されたが、これが最後のご公務となるのだろうか。眞子さまの婚約準備が明らかになり、女性宮家創設に関する議論が注目を集めている。

 眞子さまと婚約された小室圭さんの会見と同じ日、民進党の蓮舫代表は「皇族の減少という現実に私たちは今、直面している。女性宮家の早急の検討を、期限を区切って行うべき」と述べた。

 去年の秋、秋篠宮さまも「今は女性の皇族が多いわけですけれども、結婚すれば皇族ではなくなるわけですね。今の活動をそのまま今後も量を同じようにできるかというと、私は、それは難しいと思います」と述べ、公務の担い手が減少することに危機感を示された。

 女性宮家の創設とは、これまで結婚すると皇籍を離脱してきた女性皇族が結婚後も独立して宮家を営むことだ。2005年、小泉政権が女性天皇とその子である女系天皇にも皇位継承を認める報告書をまとめた。しかし翌年、悠仁さまが誕生し、一旦議論は収束した。

 2012年、旧民主党の野田政権が皇族減少の対策として、女性宮家の創設を検討する論点整理を行った。しかし、皇位の男系継承にこだわる安倍総理の登場で議論は立ち消えになった。安倍総理は今年1月、「男系継承が古来例外なく維持されてきたことの重みなどを踏まえつつ、安定的な皇位継承の維持について引き続き検討して参りたい」と国会で答弁している。しかし、眞子さま婚約報道の3日後、安倍政権が天皇退位等に関する皇室典範特例法案を閣議決定し、国会に提出すると、民進党は付帯決議案に「女性宮家創設の検討」を明記し、法成立後1年をめどに国会に報告することを求めた。

■万世一系2600年 皇族減少の危機

 今上天皇は神武天皇から125代目にあたる。2600年以上にわたる皇位が、全て父方の血統を組む男系で受け継がれてきた。女性天皇は過去に8人・10代が存在したが、男系天皇が成長するまでの中継ぎの役割だった。女性天皇の子どもが女系天皇になった例はない。

 特例法案の付帯決議案では「安定的な皇位継承」や「女性宮家の創設」などについて先延ばしできない重要な課題、と指摘している。民進党に配慮する形で自民党が難色を示していた女性宮家の文言が明記された。その一方で、検討開始の時期については「特例法成立後1年」とする民進党案ではなく期限を区切らず「特例法施行後」の与党案が採用され、両者痛み分けの決着となった。特例法案の施行日は天皇退位の日とされており、早くとも2018年12月と見込まれている。女性宮家問題の検討開始は少なくとも1年半先送りされることになる。

 なお付帯決議とは法案可決に際して国会の意見や希望や意見を表明するもので、法的拘束力はない。

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最終更新:6/4(日) 14:01
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