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【動画あり】丁寧に敗れた平野、「実力はまだ相手の方が上」

6/4(日) 14:22配信

テレビ東京スポーツ

「世界卓球2017ドイツ」(個人戦:世界選手権デュッセルドルフ大会)は6日目。女子シングルス準決勝は平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)と丁寧(中国)の対戦が大きな注目を集めた。アジア選手権に次いで打倒中国に燃える平野と王者中国の名にかけて雪辱を誓う世界ナンバーワンの丁寧。火花散る二人の戦いは、丁寧がいきなり3ゲームを奪うワンサイドゲームの様相を呈した。

【世界卓球2017ドイツ】結果・トーナメント表

 とにかく平野の打球が入らない。3球目攻撃のミスやレシーブミスが目立ち、得点に繋がらないのだ。「ラリーになったらいい勝負だったけど、その前で負けてしまった。相手は台上プレーを狙ってきて、そこにはまってしまったかなと思う」と平野は試合後に語ったが、これについて日本代表チームの馬場美香監督が次のように説明している。

「丁寧選手は平野の弱いところを多く突いてきた。その最たるが平野の一番の特徴であるバックハンドをほとんど打たせなかったこと。打たせたとしても、平野を大きく揺さぶってからという戦い方をしてきた。そのため平野の得意なバック対バックのパターンにならなかった」

 丁寧を含む中国の上位3選手を撃破し優勝したアジア選手権では、鋭いコースを突く平野の強烈なバックドライブが面白いように決まっていた。また、最近新たな武器に加わったロングサーブでも得点を重ねた。しかし、今回の丁寧はその全てを見抜いているかのように、平野の攻撃をことごとく封じた。「サーブもアジア選手権の時より効かなくなっているし、相手のサーブの質も上がっていた気がする。台上を狙ってくるのは想定内だったが、実力は相手の方が上なので対応できなかった」と平野。さらに「中国人選手との差は以前よりも縮まってきたと思うが、自分が勝っているとはまだまだ思わない」と続けた。

 その一方では、ラリーになれば打ち負けない底力が付いたのも事実。また、「今大会では周りからメダル、メダルと言われて、ちょっとプレッシャーもあったけど、あまり気にせず本当にメダルが取れたことは良かった」と期待に応えられた自分を評価。技術面や戦術面でも収穫があったといい、「(足りないところを)強化して中国人選手に勝ちたい。また頑張りたい」と敗戦の悔しさの中に闘志をみなぎらせた。

 なお、4日に行われる女子シングルス決勝は丁寧と世界ランク3位の朱雨玲の中国人対決。世界卓球では3位決定戦がないため、銅メダルは平野ともう一人、前回個人戦が行われた2015年蘇州大会同種目準優勝の劉詩ブンが手にしている。

テレビ東京