ここから本文です

竹田恒泰氏、女系天皇を認めるべきではない 「ある人は認め、ある人は認めない天皇ができてしまう」

6/4(日) 14:20配信

AbemaTIMES

 2014年、第二次安倍政権が水面下で一時検討したという公務継続案というものがある。これは、女性皇族に結婚後も公的な役割を与えて皇室の活動を継続するというものだ。皇室典範を改正せずに閣議決定で対応でき、女性天皇、女系天皇につながらないので、日本会議など保守派も賛同できるという。しかし、公務の担い手確保にはなるが、安定的な皇位継承の解決にはつながらないという指摘もある。

■女性宮家創設以外の皇族減少対策

 もう一つが、旧宮家皇籍復帰案だ。男系を維持するため、希望する旧宮家の皇籍復帰または養子をするものだ。1947年GHQによって廃止された旧宮家には男系男子が多くいるとされ、再び皇族に迎えて皇位を継いでもらおうという考えだ。しかし、2005年の有識者会議が、「離脱から70年。一般の家庭の下で育ち、皇族教育も受けない人が皇位継承権を持つことは国民の理解が得られない」として反対し、女性天皇、女系天皇を認めるように求める報告書を小泉内閣に提出した。

 安倍総理は今年に入って「旧宮家の男系男子孫と結婚する女性皇族がいたら女性宮家を創設してもいい」という考えをもらすようになったと報じられている。

 竹田恒泰氏は自分自身に皇族復帰の意思があるのではとの指摘に「間違いです。そのようなことは一言も言っていない」と否定した。

 自民党・柴山昌彦衆議院議員は「国で正面から(旧宮家皇籍復帰案について)議論してこなかったから、旧皇族の方々が実際にはどういう意思を持っているのかをオフォシャルな形で意思確認をする作業が行われていない。だからこれからそういうこと(旧宮家の皇族復帰)が本当に現実的なのかどうかをきちんと調査をしたり、検討することが必要になる」と述べた。

 さらに「小林さん(漫画家・小林よしのり氏)が、70年間も民間で暮らしてきた方々ではないか、とおっしゃるが、今の制度でも悠仁親王殿下までは皇位継承が決まっている。悠仁親王殿下の次がどうなるのかが問題なのであって、それが現実味を帯びるのは今から60年、70年後のこと。仮に今の旧宮家の方々を復帰させて、その方々に天皇になってくださいとは言わない。その次の世代、さらにその次の世代がしっかりと皇室教育を受けて、皇室らしくまた国民の敬愛の対象となることは私は十分にあるうると思う」との持論を述べた。

 柴山氏の発言に対し、高山氏は「とても無責任な発言が飛び出した。60年、70年後はどういう時代なのか。今から30年経ったら、悠仁殿下は40歳。そして現在の皇族の方々がいらっしゃれば80歳以上。そういう皇室の姿が確実に予見できる状態で、若い女性が悠仁殿下に嫁ごうと決意して頂けるのか。そして家族が祝福を持って送り出せるのか。旧宮家にアプローチしていないという発言が無責任だと言っている。驚いた」と述べた。

■男系天皇は男尊女卑?

 男系天皇は男尊女卑の思想に基づいているとの指摘について、竹田氏は「男系主義というと、女性を虐げている、女性を排除すると勘違いされるが、これは逆」と説明する。その理由として「民間出身の女性を宮中に入れてきた。ところが男子は入れてこなかった。つまりこれは男を入れさせないための知恵」と述べ、女性を排除しているわけではなく、むしろ受け入れているとの考えを示した。

■旧宮家復活させるべき?

 漫画家の小林よしのり氏は「旧宮家系の男子がいても、その人たちが基本的人権を全て捨てて、自分が皇族になるという意思がないと成立しない。なおかつ天皇家の方々が入ってきてもいいと認めないと成立しない。なおかつ国民が『その方に敬意を示すんですね』と言わないと成立しない」と旧宮家の復帰について否定的な立場を示した。

 神道学者の高森明勅氏は「皇室の血筋で天皇の地位が今日まで続いてきたというのは、国民がそれを求め続けてきたからだと思う。国民がこの血筋でなければ我々の中心として権威を認めることができないと思い続けたから、続いてきた」と述べた。

 小林氏は「男系で皇族になってもいいという人がいるのであれば、早く見つけてきて、記者会見でも何でもしてくださいと3年前からずっと言っている」と述べ、旧宮家を復活させたいのであれば、具体的な人物を出すべきとの意見を示した。

1/2ページ

最終更新:6/4(日) 14:20
AbemaTIMES