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地域おこし協力隊、「うるしびと」新たに2人任命/二戸

6/4(日) 9:45配信

デーリー東北新聞社

 岩手県二戸市は1日、移住して地域活性化の後押しをする「地域おこし協力隊」の辞令交付式を行った。今回任命されたのは、北海道北見出身の千葉裕貴さん(33)と、宮城県多賀城市出身の清野華子さん(42)。2人は、同市特産の浄法寺漆の掻(か)き出しや漆器製作などの技術習得が主な任務となる「うるしびと」として、漆産業のさらなる振興を目指す。

 同市は、高齢化や後継者不足などの課題を抱える漆掻き職人の育成を目的に募集。既に2人が任務に就いており、今回の任命で同市の地域おこし協力隊は、エコツアーに取り組む2人、果樹振興の2人と合わせて計8人となった。

 千葉さんはこれまで、木工職人として家具や建具を製造し、清野さんは農業に取り組む傍ら、障害者の就労支援を行ってきた。それぞれが漆に関心を寄せており、同協力隊への応募を決めた。

 市役所で開かれた交付式では、藤原淳市長が「日本の伝統芸術、漆文化を支えるために頑張ってほしい」と激励。これに対し、千葉さんは「先人たちが残した伝統を、今後につなげていきたい」、清野さんは「“体で覚える”という域に達するまで、日々精進していく」とそれぞれ意気込みを語った。

デーリー東北新聞社