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【インディカー】デトロイトレース1決勝:レイホールがポール・トゥ・ウィン。佐藤琢磨レース戦略合わず8位

6/4(日) 7:54配信

motorsport.com 日本版

 6月3日(土)インディカー・シリーズ第7戦デトロイトのレース1決勝が行われ、グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)がポール・トゥ・ウィンを果たした。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は8位だった。

インディカーデトロイトレース1決勝のリザルト

 先週行われたインディ500の興奮冷めやらぬまま、アメリカ・デトロイト州のベルアイルパーク内特設コースにてダブルヘッダーのデトロイトラウンドが開催された。

 気温23度と昨日のフリー走行より涼しい気候となったレース1決勝。ポールシッターのレイホールが先導を切ってスタートしていった。

 しかしスタート直後、5番手だったジェームズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)がターン1出口で単独スピン。リヤタイヤを滑らせしまったのが原因だったが、ウォールへのクラッシュは辛うじて避けた。

 首位が1周目を終えようとしたところでセーフティカーが出動。その間にヒンチクリフ、スペンサー・ピゴット(レイホール・レターマン・ラニガン)、ミカエル・アレシン(シュミット・ピーターソン)らがピットインし、タイヤ交換を行なった。スタートから3周目の終わりでセーフティカーがコースを抜けた。

 再スタートからグラハムと2番手のエリオ・カストロベネス(ペンスキー)が好ペースを発揮し、3番手の佐藤以下を引き離した。10周目の段階で、佐藤とカストロネベスとの差は約2秒差となった。佐藤も後ろから迫る同僚のアレクサンダー・ロッシとのタイム差を約3秒つけた。

 10周目を境に、首位のレイホールをカストロベネスが引き離し、13周目には1.8秒差つけた。

 13周目の終わりにカストロベネス、その2周後に佐藤がピットインし、両者ともブラックタイヤに変えてコースに復帰した。

 さらに20周目でウィル・パワー(ペンスキー)がピットイン。23周の終わりで、上位のグラハムとロッシが同時にピットインした。その翌周にスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)がピットイン。またアレシンとヒンチクリフもこのタイミングで2回目のピットインを済ませた。

 これにより、全車が1回目のピットストップを終えた。隊列は首位カストロベネス、ジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター)、レイホール、ロッシ、ヒンチクリフ、ディクソン、アレシン、シモン・パジェノー(ペンスキー)、パワーという格好になった。

 26周目でコナー・デイリー(A.J.フォイト)とチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ)がクラッシュ。フルコースイエロー(FCY)が宣告された。キンボールはフロントノーズを破損させたため、ピットに戻り交換した。一方のデイリーは、エンジンを再始動させることができず、リタイアとなった。

 FCYの中、28周目にニューガーデン、ライアン・ハンター-レイとマルコ・アンドレッティのアンドレッティ・オートスポート勢2台、カルロス・ムニョス(A.J.フォイト)らがピットインを行なった。これによりレイホールが2番手に浮上した。

 31周目でFCYが解除されて、レースが再スタート。7番手パジェノーがチームメイトのパワーに仕掛けられ、4ポジション落としてしまう。後方でもハンター-レイ、トニー・カナーン(チップ・ガナッシ)、ムニョスらが3ワイドとなり、激しく争いあった。

 36周目の終わりでトップのカストロベネスがピットインし、レイホールが首位に返り咲いた。2番手の佐藤には約4秒差つけた。

 41周目の終わりで佐藤がピットインを行なった。隊列の後半でレースに復帰するも、順位を上げることができず、上位勢から徐々にタイムロスをしてしまう羽目に。

 45周目からパワーを筆頭にピットインが行われた。レイホールとロッシらが48周目に、その翌周にヒンチクリフが、さらにディクソンとニューガーデンが50周、51周目でカストロベネスがそれぞれピットインを行なった。

 これにより隊列はレイホール、ディクソン、ヒンチクリフ、ロッシ、ニューガーデン、アレシン、佐藤、マックス・チルトン(チップ・ガナッシ)、カストロベネス、エド・ジョーンズ(エド・カーペンター)という形になった。上位6名とカストロベネスはすでにレースを走りきれるだけの燃料を積んでおり、中でもレイホールはディクソンに9秒差つけて独走状態だった。

 残り8周でチルトンが通常ピットストップを行い、残り5周のところで佐藤がスプラッシュ・アンド・ゴーを決行。佐藤はこのピットストップで8番手に落ちた。

 結局、レイホールが後続に6秒差つけてレース1の優勝を果たした。2位は前戦インディ500の大クラッシュで足を負傷したディクソン。1周目のスピンで一時最後尾に下がったヒンチクリフは、3位表彰台を獲得した。

 4位以下は、ニューガーデン、ロッシ、アレシン、カストロベネス。佐藤琢磨は結局8位フィニッシュとなった。

 このレースの結果、ポイントランキング首位にはディクソンが立ち、2位にはカストロネベス。佐藤は17ポイント差で年間ランキング3番手となった。

 デトロイトレース2は、日本時間6月5日に行われる。