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利き酒ゲームに歓声、ファン250人が地酒を堪能 熊谷で楽しむ集い

6/4(日) 10:30配信

埼玉新聞

 埼玉県内に35ある地酒の蔵元の一つである熊谷市三ケ尻の権田酒造(権田清志社長)で、毎年恒例の「第31回日本酒を楽しむ集い」が開かれた。2日間行われた集いには、地元だけではなく大阪や新潟などから約250人の地酒ファンらが集まり、堪能した。

 権田酒造は、江戸時代末期の1850(嘉永3)年、近江出身の太郎吉によって創業され、清志さんは6代目。熊谷ゆかりの武将・熊谷直実の名前を冠した「直実」が代表的銘柄として知られ、地元を中心に愛されている。埼玉産米の「さけ武蔵」と熊谷産酵母を使い、地元の素材にこだわった酒造りを行っている。

 権田酒造の地酒を愛する人たちでつくる「直実倶楽部」(時田芳文会長)が開く集いは、市内で工務店を経営する時田さんがペアを組んで出場した都道府県対抗利き酒選手権での優勝を祝って1985年に開いた祝賀会が始まり。その後も、権田酒造を応援を目的に毎年開かれている。

 会場では参加者の嗜好(しこう)と味覚を試す利き酒ゲームが行われた。7種類の酒が二つのテーブルにランダムに並べられ、嗜好順に順位を付けて一致させる。参加者は香りをかいだり、舌で味わったりして、鑑定した。利き酒の結果は、優勝から最下位まで名前が発表され、呼ばれるたびに歓声や笑いが起こった。

 さらに大正時代に建てられた家屋の広間で、野菜の天ぷらなどを食べながら地酒を味わい、語り合った。
 
 時田さんは「集いを開くことで、熊谷の地酒の文化を伝えていきたい」。権田さんは「応援をいただいている実感があり、大変ありがたいです」と話していた。

最終更新:6/4(日) 10:30
埼玉新聞