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「聖地巡礼」に着目 佐世保とアニメ“コラボ”模索

6/4(日) 10:28配信

長崎新聞

 海外に多くのファンがいる日本の漫画やアニメ。作品の舞台やゆかりの地を訪れる「聖地巡礼」を目的とした訪日客は年間100万人とも言われる。佐世保市の地方創生を民間主導で進める「佐世保地方創生プロジェクトチーム(PT)」(代表幹事・池田真秀ホーセイ社長、36人)は「聖地」を巡る広域観光ルートづくりを目指す全国の動きに連動。「佐世保でも“コラボ”できないか」と模索している。

 「アニメ聖地88か所」と銘打った広域観光ルートづくりを目指すのは、昨年9月に設立されたアニメツーリズム協会(東京)。出版大手KADOKAWAや旅行大手JTBなどが立ち上げ、「機動戦士ガンダム」を手掛けたアニメ監督の富野由悠季氏が会長を務める。

 協会はホームページでアニメ聖地のインターネット投票を実施。3月の中間発表では約180カ所に投票が寄せられ、本県から▽艦隊これくしょん-艦これ-(佐世保)▽坂道のアポロン(同)▽ばらかもん(五島・福江島)-の3カ所が入った。6月末まで受け付け夏に選定する見通しだ。

 佐世保PTは佐世保に息づく「海軍文化」との関係から、旧日本軍の艦船を美少女キャラクターに擬人化した「艦これ」に着目。日本遺産に認定された「鎮守府」を構成する旧海軍関連施設と連携した活性化策を検討している。

 昨年10月にはアニメを活用したまちづくりを進める茨城県大洗町を視察。キャラクターの等身大パネルやスタンプラリーのスタンプ台が置かれた店舗を回り、関係者から話を聞いた。

 今年5月にはアニメツーリズム協会に入会。協会も「地元の熱意が大きな力になる」と歓迎し、版権元との調整に協力する意向を示す。PTは市民らに佐世保ゆかりの作品への投票を呼び掛けており、選定を実現させ、秋にはイベント開催を目指す。

 池田代表幹事は「アニメをきっかけに食など街の魅力に触れ、佐世保に『行ってみたい』『住んでみたい』という人が増えれば」と意気込む。

最終更新:6/4(日) 10:58
長崎新聞

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