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ジョコビッチは苦戦するも4回戦進出 [全仏テニス]

6/4(日) 9:00配信

THE TENNIS DAILY

 フランス・パリで開催されている「全仏オープン」(5月28日~6月11日/クレーコート)の大会6日目、男子シングルス3回戦で、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は途中トラブルがあったものの、世界ランク41位のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に5-7 6-3 3-6 6-1 6-1と苦しみながらも逆転勝ちを果たした。試合時間は3時間19分。

ジョコビッチはシュワルツマンに意外な苦戦、ピンチ克服でメンタル回復のきっかけとなるか [全仏オープン]

 第1セットと第3セットをジョコビッチから奪い、セットカウント2-1とリードするなど、シュワルツマンは終始いいプレーを見せていたが、最大の問題はジョコビッチ自身にあった。新コーチのアンドレ・アガシ(アメリカ)が見守る中、43本のウィナーに対し、アンフォーストエラーが55本もあり、そのうちの33本はバックハンドのミスだった。

 昨年の全仏オープン優勝により生涯グランドスラム(キャリアを通じて4つの異なるグランドスラムで優勝すること)を達成したジョコビッチは、最後には安定したプレーをみせた。

 第5セット後半でシュワルツマンはプレーに精彩を欠き、右側臀部に違和感を覚え、トレーナーを呼んでマッサージを受けた。そこからのジョコビッチのプレーは積極的で正確になった。

 遡ること、第4セット第5ゲームはジョコビッチのサービスゲームで、4-0リードの30-30。主審のカルロス・ラモスはジョコビッチに2回目のポイント間の時間制限違反として、サービスのフォールトを言い渡した。さらにポイントを進めたあとで、ジョコビッチが怒りと折り合いをつけようと、セルビア語で声を上げ、ラケットを頭上に上げて、降ろす場面があった。

 ラモスは、これをスポーツマンらしくない行為だとしてジョコビッチに警告を与えた。ジョコビッチはラモスの側に駆け寄り、大声で次のように言った。

「何が気に入らないんだ。僕が何を言ったって言うんだよ。なんで僕に警告するんだ。セルビア語がわかるのか?」  

 ラモスは会話につまったが次のように答えた。

ラモス「君がラケットを使ってやった行為に対する警告だ。あれは受け入れられない」

ジョコビッチ「僕が君にボールをぶつけようとでもしたのか?」

ラモス「していないよ」

ジョコビッチ「じゃあ、なぜ警告するんだ」

ラモス「君の態度が悪いからだ」

ジョコビッチ「何の態度だよ」

 試合は再開され、ジョコビッチはフォアハンドをミスしてそのゲームを落とし、第4セットを4-1としたが、続く2ゲームを連取して6-1で取り、第5セットも6-1で奪って勝利を決めた。

 そのほかの男子シングルス3回戦では、第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)がニコラス・バシラシビリ(グルジア)に6-0 6-1 6-0と一方的な試合展開で勝利し、4回戦に駒を進めた。試合時間は1時間30分だった。

 ナダルがバシラシビリから82ポイントを奪ったのに対し、バシラシビリはナダルに対して36ポイントしか奪うことができなかった。「本当に恥ずかしいスコアで負けてしまったけど、受け入れるしかないよね」とバシラシビリはコメントした。(C)AP (テニスマガジン/テニスデイリー)

Photo: PARIS, FRANCE - JUNE 02: Novak Djokovic of Serbia argues with referee during his Men's single match against Diego Schwartzman of Argentina on day six of the 2017 French Open at Roland Garros on June 02, 2017 in Paris, France. (Photo by Aurelien Meunier/Getty Images)

最終更新:6/4(日) 9:00
THE TENNIS DAILY