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こっそり買う「あの自動販売機」の話

6/4(日) 2:55配信

ニッポン放送「しゃベル」

映画パーソナリティ・コトブキツカサが“映画だけじゃない”話題でしゃべり続けるインターネットラジオ番組「コトブキツカサのオールナイトニッポンモバイル」の第40回が配信され、萩本欽一の偉大さと、最近読んだ1冊の本について熱く語った。

現在、『EX大衆』という雑誌で、欽ちゃんこと萩本欽一をテーマにした「欽ちゃんがどこまでやるつもりなのかを見続ける」を連載中のコトブキ。元・芸人として大先輩である欽ちゃんへ敬意の念があるのはもちろん、「ピンマイクでの収録」「観客をスタジオに招く番組スタイル」など、斬新なアイデアで日本のテレビ業界に革命を起こした人物としてもリスペクトしていると語る。

この連載、もともとはオーソドックスな映画紹介のコーナーだったのが、あるキッカケから現在の方向性にリニューアル。コトブキは「世間はまだ欽ちゃんの凄さを理解していないと思う。欽ちゃんは、いろんな業界を改革していく人であり、実は、かつてガチガチな映画業界も変えようとした人。そのあたりのエピソードは実はあまり知られていないし、忘れられているかもしれない。そのあたりの話も伝えたくて、現在の連載を行っている。」と、いつになく熱く語る。

しかし、「今回話したいのは別の話題で…」として紹介したのは一冊の本。『全国版 あの日のエロ本自販機探訪記』と題されたこの本、その名のとおり、“エロ本”を取り扱う自動販売機を、全国各地から探し出し、写真やデータなどを加えてアーカイブ化したという、かなりマニアックな内容の写真集。

実はこの本、『EX大衆』で行っている欽ちゃんの連載の担当編集者が出版した一冊とのことで、サンプルをもらったため読んでみたところ、作品として本気度に驚いたという。

「まず、辞書並みに分厚く情報量が凄い」「歴史はもちろん。分布図などのデータ面も充実」「エロ本自販機はもうなくなってしまうかもしれない存在。貴重な昭和の文化の歴史的資料になっている」「ネットで情報が載っていない謎についても書いてあり、ノンフィクション作品としても楽しめる」と絶賛。

また、「エロ本自販機にも大手のチェーン店があり、その名前がよりによって “こっそり堂”。各地でどんな風に置かれているかの写真が載っているが、浜松のこっそり堂はデカデカと看板を出していて、ぜんぜんこっそりしていない!」と指摘。「そうした地域性も分かって興味深い」と語った。

後日、その編集者に会った時に直接感想も伝えたそうだが、気になる売れ行きについては「もちろん全然売れていない」という即答されたという。しかし「コトブキさん、この本は売れるとか売れないはどうでもいいんです。こういう本を世に出すことに意味があるんです」と断言していたそうで、プロの編集者の心意気に感銘を受けたと語るコトブキ。「知り合いの本だから宣伝するわけではないが、読み物として本当におもしろい。エロ本自販機に何かしらの想い出がある方、是非読んでみて欲しい」と呼びかけた。

※ 『全国版 あの日のエロ本自販機探訪記』は双葉社より、2,376円で発売中。

ニッポン放送