ここから本文です

【Moto2】ムジェロ決勝レポート:中上貴晶、転倒に巻き込まれ無念のリタイア。激闘制したパッシーニが地元で8年ぶり優勝

6/4(日) 20:25配信

motorsport.com 日本版

 MotoGP第6戦イタリアGP、Moto2クラスの決勝はマッティア・パッシーニ(Italtrans Racing Team)がファイナルラップの激闘を制し自身8年ぶりの優勝を果たした。中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は他車の転倒に巻き込まれてしまい、不運なリタイアとなった。

【リザルト】MotoGP第6戦イタリアGP:Moto2クラス決勝結果

 前日の予選とは異なり、曇りのムジェロは気温23度、路面温度32度という比較的涼しいコンディションで22周のレースが幕を開けた。

 5番グリッドの中上はスタートでポジションを上げて4番手。ホールショットはポールポジションのフランコ・モルビデリ(マルクVDS)が取ったが、パッシーニがオーバーテイクを成功させトップでオープニングラップを終えた。

 一方で、地元レースとなるロレンソ・バルダッサーリ(Forward Racing)がターン15で全く止まりきれず、ハイサイドを起こしてしまった。コントロールを失ったバイクはアウト側にいた中上のバイクに激突。好調を維持していた中上は、オープニングラップでまさかのリタイアとなってしまった。

 3周を終え、上位はパッシーニ、アレックス・マルケス(マルクVDS)、モルビデリ、トーマス・ルティ(CarXpert Interwetten)というオーダー。この4台までが抜け出した形となった。

 ルティは決勝中のコースレコードを更新する走りで、モルビデリをオーバーテイクし3番手に浮上した。

 8周を経過し、4番手のモルビデリがトップ3についていけず、離され始めてしまった。レースが折り返しを迎える11周目を終え、その差は約1秒に開き、表彰台争いから脱落となった。

 残り7周、メインストレートエンドでトップ3が3ワイドになり、パッシーニが3番手に下がるかと思われたが、マルケスとルティは止まりきれず、結局オーダーには変化がなかった。

 その翌周、改めてマルケスがパッシーニをターン1でオーバーテイク。しかしパッシーニも譲らず、マルケスのインに飛び込み、トップを獲り返した。

 メインストレートでマルケスがパッシーニを抜けば、下りのターン7でパッシーニが抜き返す展開が何度か繰り返された。

 ファイナルラップに入り、マルケスのスリップストリームに入ったルティが一気にトップに浮上。パッシーニはルティに詰まる形で3番手に落ちたが、ターン7、8で2台を次々と攻略し、トップを奪還。そのまま先頭でコントロールラインを通過し地元で8年ぶり、Moto2クラスとなってからは初の優勝を果たした。

 2位はルティ、3位はマルケスというオーダー。今季これまで、完走したレースでは優勝を果たしてきていたモルビデリは4位に終わった。

 中上は前述の通り不運なリタイア。長島哲太(SAG Racing Team)は24位でレースを終えた。

松本和己