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インディ第7戦:デトロイトでホンダ勢が表彰台独占。琢磨は悔やまれる作戦ミス

6/4(日) 11:39配信

オートスポーツweb

 ダブルヘッダーで開催されているインディカー・デトロイト戦。3日に行われた第7戦決勝は、グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)がポール・トゥ・ウインで今季初勝利を飾った。

【写真】予選3番手と速さを見せるた佐藤琢磨

 3番手からスタートした佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は、ピット戦略が味方せず8位となった。

 デトロイトのベルアイル特設コースで行われるダブルヘッダー。レースと予選を同じ日に行うスケジュールとされた。金曜に2回のプラクティスを行い、土曜日にはレース1の予選と決勝、日曜はレース2の予選と決勝が行われる。どちらも予選は2グループに分かれて12分の走行を行うのグループクォリファイで、ノックアウト方式の3ステージ制ではない。

 グラハム・レイホールはグループ1でトップタイムをマークした。路面コンディションで有利なグループ2ではエリオ・カストロネべス(チーム・ペンスキー)がトップだったが、彼はイエロー区間での減速が不十分だったために最速ラップが取り消され、二番目に速いラップでグループ2のトップとなった。

 スタートはレイホールがポールポジション、カストロネベスがフロントロー外側だった。レイホールはスタートでトップを守ると、もうその後は何の危なげもなくゴールまで突っ走った。

 カストロネベスはレイホールに逃げられて作戦を変更。早めのピットでブラックタイヤを装着して逆転を狙ったが、レイホールはレッドタイヤで速かっただけでなく、ブラックでも同じようにハイペースを保つことが可能で、最終的に2位に浮上して来たスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)に6.1474秒もの大差をつけて優勝した。もちろん今季初勝利だ。


 インディ500での大事故で足首を負傷したディクソンは2位でフィニッシュし、ポイントリーダーに躍り出た。

 3位はジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。スタート直後のターン2で単独スピン。自ら出したフルコースコーションでタイヤをレッドからブラックにスイッチ。表彰台に手を届かせた。ホンダは今年初の1-2-3フィニッシュを達成した。

 4位はジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)。1回目のピットが早目だったのはカストロネベスと同じだったが、2回目のピットにイエロー中に入った作戦が正解だったのと、ファステストラップを記録したほどのブラック・イヤ装着時のマシンの仕上がりの良さで表彰台まであと一歩までいった。

 5位は予選4位だったアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)。6位はミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン)。ホンダ勢はトップ6に5人。デトロイトはシボレーのお膝元だが、アラバマのホンダ・グランプリで優勝を奪われたお返しといったところだ。


 佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は予選3位だったが、作戦が悪く8位でのゴールにとどまった。

 序盤に早目のピットストップを行いながら、中盤には燃費セーブに心がけて2ストップで走り切ることとし、それを終盤になって方針転換してスピードアップ。結局ゴール前に燃料補給が必要となって上位フィニッシュを逃した。

「最初のピットが早かったですね。あのタイミングで呼ばれたのは自分でも不思議でした。レッドタイヤでペースがあがらなかったのは確かですが、すぐ後ろの順位のドライバーが背後に迫っていたわけでもないし、もっとピットタイミングはレイホールやディクソンたちと同じぐらいまで遅らせるべきでした。ヒンチクリフがブラックで速かったことが影響を与えたってことなんだと思います」と琢磨は悔しがっていた。


 勝ったレイホールは、「勝つって本当に素晴らしい。最高の気分だ。今日はすべてが計画通りだった。昨日、”予選上位なら圧勝だ”、とコメントしたが、ライバル勢の反感を買ってしまったよ」

「しかし、僕は自信のあることしか言わない。自分たちの言葉通りのレースと実現できた。明日のレースも楽しみだね。今日と同じようなレースとして、同じ結果を手に入れたい」と語った。

[オートスポーツweb ]