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ラマダン中のテロ、なぜ増える? 日本人も知っておきたい「その理由」 聖なる月=かき入れ時の実態

6/5(月) 7:00配信

withnews

 ヨーロッパや中東でイスラム過激派によるテロが相次いでいます。ロンドンで6月3日夜に起き、7人が死亡したテロもその一つです。イスラム社会はいま、年に1回の断食月、ラマダンの真っ最中です。期間中に「努力」をすると、天国に行ける可能性が高まると言われるラマダン。「聖なる月」になぜテロが増えるのには理由がありました。

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目立つISの犯行

 イスラム教徒はラマダンの1カ月間、日の出から日没までのあいだ、一切の飲食を絶ちます。

 毎日の神への礼拝、聖地メッカの巡礼に並び、イスラム教でもとりわけ重要な行事の一つとされています。

 今年、2017年のラマダンは5月27日(地域によっては28日)に始まりました。

 その前後に起きた主なテロだけでも、これだけあります。

5月22日 イギリス・マンチェスター 死者22人
5月24日 インドネシア・ジャカルタ 死者3人
5月26日 エジプト・ミニヤ 死者29人
5月27日 アフガニスタン・ホースト 死者14人
5月29日 イラク・バグダッド 死者13人
5月30日 イラク・バグダッド 死者10人
5月30日 イラク・ヒート 死者12人
5月31日 アフガニスタン・カブール 死者90人
6月3日 アフガニスタン・カブール 死者20人
6月3日 イギリス・ロンドン 死者7人

 このうち、アフガニスタンで起きた事件を除き、すべてのケースで「イスラム国」(IS)が犯行声明を出すか、捜査などによってIS系の犯行だと疑われています。

 1年前の2016年7月、日本人7人を含む、少なくとも20人がレストランで襲撃された事件も、起きたのはラマダン中でした。

 犯行グループは「ISバングラデシュ」を名乗っていました。

ラマダン前にユーチューブでアピール

 ISはラマダンが始まる前、支持者に「総力戦」を呼びかける動画をユーチューブに公開。

 「異教徒を、家で、市場で、道路で、広場で攻撃せよ」「ラマダンの偉大な報酬を手に入れよ」などと呼びかける内容でした。

 ISは毎年、ラマダンの前になると同じようなメッセージを流しています。

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最終更新:6/5(月) 7:00
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