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高倉健さんと半同棲 「ハレンチ学園」児島美ゆきさんは今

6/5(月) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 生徒ばかりか、教師が率先して女子中学生のスカートめくり――。今なら間違いなく放送禁止だろう。1970年に東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送された永井豪原作のテレビドラマ「ハレンチ学園」。ヒロインを演じ、毎回パンティーを披露していたのが本日登場の児島美ゆきさん(65)だ。2年前には故・高倉健さんとのかつての同棲生活を告白し、話題になった。さて今、どうしているのか?

 児島さんと会ったのは、東京・新橋のライブバー「新橋ZZ(ズィーズィー)」。

 この日は今年2回目となる児島さんのライブ&トークイベントがあり、立ち見が出るほどの大賑わいだった。

「こんなに来てくれるなんて、本当にうれしいわ。今年から本格的にライブに取り組もうと思っているんですよ」と挨拶しながら、児島さんの表情は緩みっぱなしだ。

 お客は50、60代の男性が大半で、女性も2割ほど。なぜか20代の若い女性グループもいた。

 曲目は、自身のファーストシングル「どういうわけか」や「ボーイハント」などのオールディーズナンバー、NHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」、フジテレビのアニメ「悟空の大冒険」のエンディングソング「悟空が好き好き」と続く。

「芸能界デビューは、中高時代に所属していた東映児童研修所の子役で結成されたコーラスグループ『ヤング・フレッシュ』のメンバーに選ばれたから。このグループが歌った曲が『ひょっこり』や『悟空』。特撮『仮面の忍者赤影』のテーマソングもあります」

 客席の女性のひとりに聞くと、「アニメソングが好きで、美ゆきさんに行き着いた」のだそうだ。

「バックバンドのみなさんのおかげで、気持ち良く歌えたわ。ちょっぴり息が切れちゃったけど。アハハハ」

■今となっては掛け替えのない時間

 さて、東京生まれの児島さんが大ブレークしたのは、何といっても70年公開の日活映画「ハレンチ学園」。スカートをめくられるたびに見せる困惑の表情とパンチラシーンがウケて、作品は大ヒット。すぐにシリーズ化が決定し、その年の8、9月に第2、3作が立て続けに公開された。

「テレビドラマ化されたのは10月。翌71年4月まで放送されたのですが、初回視聴率は25%、最高視聴率は32%を記録したそうです」

 PTAから“低俗番組”と名指しされ社会問題になったものの、一躍注目を浴びた児島さんは、その勢いを借りて同年12月にクラウンから「どういうわけか」でレコードデビュー。男性誌のグラビアを飾り、ドラマやバラエティー番組にも引っ張りだこになった。中でも、土居まさる司会の「TVジョッキー」(日本テレビ系)の初代アシスタントに抜擢され、“天然キャラ”で人気を不動にした。

 その一方、女優では演技派として一目置かれ、倉本聰脚本のドラマ「北の国から」(フジテレビ系)で演じたホステス役は印象的だった。

「田中邦衛さん演じる主人公・五郎に惚れられるワケあり女性“こごみ”です。これをテレビで見た高倉健さんが気に入ってくださったんです」

 邦衛さんを介して、健さんから「とてもすてきです。応援してます」と連絡があったのをきっかけに、電話でやりとりするようになった。

 積極的だったのは健さん。「うちにコーヒーを飲みにきませんか」と誘われ、男女の仲になったのは2度目の訪問時。

「その日に『これからは剛ちゃんと呼んでください』って。健さんの本名は“小田剛一”だから」

 83年夏から翌年春までの約300日ほど、時間があれば足しげく健さんのマンションに通い、半同棲生活を送ったという。

「ところが、ある芸能記者さんに嗅ぎつけられ、公にされる前に別れざるを得なくなったんです。『僕も待つから、1年待ってくれないか』。こう言われたのですが、結局、連絡はなかったわ」

 一時は恨んだこともあった。だが、健さんは14年11月に亡くなり、わだかまりはなくなった。

「今となっては、掛け替えのない本当にいい時間を過ごさせてもらったな、って感謝しています」