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クラウンメロン、香港でPR 消費拡大へケーキ販売 袋井

6/5(月) 7:57配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡県温室農協クラウンメロン支所(袋井市)がスイーツをてこに、香港での消費拡大に取り組んでいる。現地で飲食業を展開する「マキシム・グループ」にクラウンメロンを輸出し、開発されたスイーツの販売が5月から始まった。香港市場は富裕層がターゲットだったが、1個単位での販売に比べて手頃なケーキで特産品の知名度アップを図る。

 4月下旬、同市見取の中條文義支所長(59)のビニールハウスを香港の関係者が視察した。同グループはこれまで、九州のイチゴや京都の抹茶で商品を開発してきた。クラウンメロンを生かしたスイーツ開発に向け「産地の背景を知った上で商品を紹介したい」との方針から、中條支所長を訪ねたという。

 「『静岡のメロン』と言えば、みんな知っている。品質は保証され、プレミア感は既に付いている」とは、同グループサプライチェーンマネジャーのケルビン・サムさん(35)。クラウンメロンは他産地のメロンの倍近い1個7千円ほどで販売されているという。

 カットメロンや果肉入りのクリームなどふんだんにクラウンメロンが使われたケーキは、ケーキやパンを製造・販売するマキシムのグループ会社「東海堂アローム」約80店舗で販売が始まり、女性中心に人気を集めている。

 中條支所長は「香港へはこれまでも出荷し好評を得ていたが、一部の高所得者にしか食べてもらえない状況だった」と説明する。その上で今回の加工品販売の取り組みを香港以外の他国における足がかりにもしたい考え。クラウンメロンの海外向けPRの際には商品開発を働き掛けるなど、一層の普及を目指す。



 ■アジアで人気

 静岡県温室農協クラウンメロン支所は、首都圏を中心に石川や姫路、北九州など全国13市場にクラウンメロンを出荷している。各市場からバイヤーが海外輸出するため正確な輸出量は不明だが、香港のほか台湾やシンガポールをはじめとした東南アジアでも年々引き合いは強まっているという。海外戦略の強化へ同支所はことし1~3月にドバイへ500玉(1玉5千円)を出荷し、好評を得た。バイヤーや現地小売店から同支所への問い合わせも増加傾向にある。

静岡新聞社

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