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『ローガン』監督、ウルヴァリン最後の戦いに込めた“愛と暴力”

6/5(月) 5:26配信

シネマトゥデイ

 ヒュー・ジャックマンが17年にわたって演じたヒーロー、ウルヴァリンの最後の戦いを描く映画『LOGAN/ローガン』(全国公開中)の ジェームズ・マンゴールド監督が、スーパーヒーロー映画の枠にとらわれない本作に込めたメッセージについて語った。

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 『X-MEN』シリーズにも連なる本作は、ミュータントが絶滅しかけた未来が舞台。ウルヴァリン=ローガンもかつての力を失いつつあり、衰弱したかつてのX-MENの指導者プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)を介護しながら荒野に暮らしており、映画は、彼らとウルヴァリンと同じ力を持つ謎の少女ローラ(ダフネ・キーン)の旅を追う。

 スーパーヒーロー映画らしいスペクタクルシーンは少ないが、それゆえに、狂暴性と哀しみを兼ね備えたローガンの人間的な弱さと葛藤が胸に迫る。「それがこの映画のポイントだった。暴力と愛の両方を描きたかったんだ。どんなにダークな映画でも、そこに愛や感情がなければ虚無なだけだし、スイートなだけの映画も現実味がない。僕が溺れるように観た1970年代や1960年代の映画は、どれもその両方を描いていたものさ」と監督は語る。

 “スーパーヒーロー映画”の枠にはまらない、濃密なドラマを描いたことに監督は、「世界の命運を描くような作品だったら、サンフランシスコの破壊シーンがあったりしてバカ高い予算がかかる。でも僕が語りたかったのは、車で旅する三人の人物についての物語。あらゆる面において、観客に物語を伝えるうえで十分な予算があった。クソッタレなCGに余計なお金をかけるようなこともなかったからね」と満足げだ。

 「観客だってそういった表現には疲れきっていると思う。だいたい、今やXboxやPlayStation(R)を通じて、よっぽど素晴らしい世界を自分で体験することができるんだからね。僕ら作り手が思い出すべきなのは、人間の感情やドラマこそが、何よりも大事だっていうことさ」。

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