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世界大学ランク日本版で23位!会津大学って? 開校30年足らず、入試も独特…評価の理由を調べました

6/6(火) 7:00配信

withnews

 会津大学って知っていますか? 福島県会津地方唯一の大学なんですが、英国の出版社が今春、公表した日本の大学ランキングで、名門大学の間を割って23位に食い込みました。一体何が評価されているのかと調べてみるとなかなかキャラの濃い大学でして……。(朝日新聞福島総局・小泉浩樹)

【画像】資料を示しながら会津大の説明をしてくれた程子学副学長

世界大学ランキング日本版で23位に

 取材のきっかけは、3月末に読んだ新聞記事。世界大学ランキングの公表で有名な英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)」が「世界大学ランキング日本版」を初めて発表したという内容でしたが、1位は東京大、2位東北大、3位京都大と、旧帝大や早慶上智など難関私大が並ぶ中で、なんと開校30年足らずの会津大が23位に。ちなみに同じ福島県の福島大は95位。

 まず、開校当時から在籍している中国出身の程子学副学長に話を聞きました。

 開校は1993年。会津地方には4年制大学はなく、開校には地元の強い希望があったそうです。

 いまの大学のあり方を決定づけたのは、佐藤栄佐久知事(当時)。「作るならとがった大学にしよう」と言いだし、大学のコンセプトを「ICT(情報通信技術)」、「ベンチャー」、「国際性」の三つに決めました。

 学部はコンピュータ理工学部だけにすることとし、世界各国からコンピューターの専門家を集めました。ちょうど冷戦終結で共産圏から人材が流出している時期だったため、とりわけロシアから一流の研究者が集まったそうです。現在、カナダやインドなど17カ国から42人の研究者が在籍しており、約4割が外国人教員とのこと。

 外国人教員に定着してもらうように英語と日本語の両方を学内の公用語とし、文書を英語でも作成することを定めました。楽天が英語を社内公用語にする20年近く前から日本人職員は英語でコミュニケーションをとらなければいけませんでした。学内の人事も外国人、日本人分け隔てなく登用される仕組みになっています。

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最終更新:6/6(火) 11:23
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