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マツダ「CX-3」が国際基準で燃費測定、市街地は12.2km/lだが高速道路は18.0km/l

6/5(月) 6:25配信

MONOist

 マツダが2017年夏に発売する「CX-3」のガソリンエンジンモデルは、カタログに2種類の燃費値を表示する。1つはこれまで用いられてきたJC08モード燃費だが、もう1つは2018年10月から義務化される国際基準「WLTP(World Harmonized Light Duty Test Procedure)」に基づいて測定した燃費値だ。

 「WLTC(World Harmonized Light vehicle Test Cycle:世界統一試験サイクル)モード」と呼ばれる走行サイクルで測定する。JC08モードよりも実際のクルマの使われ方を意識した試験方法となっており、都市部・郊外・高速道路でのそれぞれの燃費値も分かる。

 国土交通省によれば、国内でWLTCモード燃費値で認可を取得するのはマツダが初めて。

●より実用燃費に近い数値

 WLTCモード燃費を測定したのは、排気量2.0l(リットル)のガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」を搭載するCX-3だ。これまで、CX-3の国内モデルはディーゼルエンジンのみの設定だった。

 それぞれの燃費値は以下の表の通り。WLTCモードでは、冷機状態での走行時間の割合が増えた他、アイドリング時間の比率の減少、ドライバー以外の乗員や積載物を想定した重量増などにより、JC08モードよりも実用燃費に近い数値が出る。

 市街地モードは信号や渋滞などの影響を受ける低速走行を想定しており、郊外モードは、信号や渋滞の影響が少ない走行条件となる。高速道路モードは、基本的に高速巡航の状態を想定している。

 当面、自動車メーカーはJC08モードでの測定も可能だが、2018年10月から全面的にWLTCモードでの測定に移行する。2018年10月までは、エコカー減税の適用や複数モデルを比較しやすくするためJC08モードとWLTCモードの燃費値が併記される。

 マツダは今後、全面改良や一部改良のタイミングに合わせて、他のモデルも順次WLTCモードで燃費を測定する。

 現在、排出ガスや燃費の測定試験方法は国や地域で独自に設定されている。自動車メーカーは型式認証を取得するため、各国の試験に対応しなければならない。例えば、欧州はNEDC(New European Driving Cycle:新欧州ドライビングサイクル)を、米国では米環境保護局(EPA)が定める走行サイクルを使用している。

 WLTPは2014年3月の国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(WP29)で成立した。WLTPを採択することにより、一度の試験で複数の国や地域での型式認証に必要なデータを取得することができるようになる。また、基準が統一され、国をまたいで型式認証が取得可能になれば、設計仕様の統一や部品の共通化を進めやすくなり、開発や認証にかかるコストを低減できるとしている。

最終更新:6/5(月) 6:25
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