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【台湾】鴻海が米ミシガン州に工場建設か、42億ドル投資

6/5(月) 11:30配信

NNA

 EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の鴻海精密工業がグループで米国・ミシガン州に工場建設を計画していることが分かった。3日付台湾各紙が現地メディアの報道を引用して伝えた。
 ミシガン州政府の関係者が現地メディアに明かしたところによると、総額42億米ドル(約4,630億円)を投じ、車載や航空宇宙、防衛向けパネルの製造拠点やデータセンターを設ける方向で検討しているという。同州ポンティアックとサウスライオンが立地として選定の対象に入っているとみられる。
 ミシガン州は自動車産業が発展してきた場所であることから、車載用パネルなどの製造拠点にふさわしいと判断したもよう。投資が実現し、工場が完成すれば現地で5,000人規模の就業機会の創出につながると予想される。鴻海は「詳細について米国の担当部門と直接協議している」とコメントしている。
 鴻海の郭台銘董事長は、グループとして米国に70億米ドルを超える規模の投資を行う意向を明らかにしており、今回の計画が具体化すればその中でも最大規模の投資額となる見通し。市場関係者は、鴻海が製品を製造・供給しているアップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の一部部品も新工場で製造する選択肢が考えられると指摘。設備関連事業者は、ハイエンド用途のパネル製造に当たっては自動化設備の導入が考えられ、投資計画が正式に決まった場合、早ければ年内にも関連設備の調達需要が生まれる可能性があると早くも期待を寄せている。

最終更新:6/5(月) 11:30
NNA