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機動隊排除に市民「暴力的」 辺野古新基地建設

6/5(月) 11:23配信

琉球新報

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、移設に反対する市民ら約50人が5日午前、米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込んだ。コンクリートミキサー車を含む工事車両44台がゲート内に入った。その際、機動隊約30人が市民らを排除した。体の不調のため、機動隊による排除を避けようと道向かいに移動した市民も排除されたため、市民らから「越権だ」「機動隊が暴力的になっている」などの声が相次いだ。
 午前9時35分に機動隊による排除が始まり、10時22分まで排除された市民らは行動の自由を制限された。大城敬人名護市議(76)は排除を避けるために、自らの足でゲートの道向かいに移動した。その後にマイクを握って「機動隊は排除をやめろ」と発言していると、機動隊に腕をつかまれ、また道向かいに引き戻され、排除された。
 大城市議は「心臓が悪いからやめろ」と主張したが、機動隊3人によって移動させられた。
 大城市議は2015年9月に機動隊から排除された際に意識を失った経験を持つ。大城市議は「道向かいに移動したのに、何で排除されないといけないのか。こんなことは初めてだ。機動隊の排除が暴力的になっている」と抗議した。「先週から機動隊の指揮棒を持つ人が変わったことで、排除もより強力になった。指揮棒を持つ人の裁量でこれだけ変わっていいのか」と疑問を呈した。
 一方、海上では新基地建設に反対する市民らが抗議船3隻とカヌー12艇で抗議している。午前9時37分、沖縄防衛局がシュワブ内の工事現場「K9護岸」で大浦湾への砕石投下の作業を開始した。カヌー8艇が浮具(フロート)を乗り越えたため、海上保安庁によって一時拘束された。【琉球新報電子版】

琉球新報社

最終更新:6/5(月) 11:23
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