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隠岐のライブハウス旅館に100人目のアーティスト 亭主「もうからないが…」 /島根

6/5(月) 12:00配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 隠岐・島前中ノ島の旅館「お泊り処(どころ) なかむら」(海士町海士)が開催する館内ライブが5月31日、通算100人目のアーティストを迎えた。(隠岐経済新聞)

100人目のアーティスト・RIKUOさん

 役場や図書館、農協などが集まる島内・中里地区に店を構える同旅館。もともとはビジネス向けで、近年は観光客の宿泊誘致にも力を入れる。

 併せて力を注いできたのが、本土からアーティストを招いてのライブ。亭主の中村徹也さんらが2013年と2015年、島前3島を舞台に開いた音楽フェス「音つなぎ」をきっかけに、「アーティストが手弁当で来島してくれるようになった」(中村さん)と振り返る。

 以来、館内でライブを開いたアーティストには、遠藤ミチロウさん、KANさん、近藤房之介さん、竹原ピストルさん、浜崎貴司さん、三上寛さん、矢野絢子さんなどのメジャーな顔触れのほか、落語家やお笑い芸人も。おおむね月1回のペースで開催を重ね、通算100人目のアーティストには「米子(鳥取県)のライブハウスで『面白い旅館がある』と聞きつけて来島した」というRIKUOさんを迎えた。

 当日は、宴会場にステージを特設。40人余りが来場し、RIKUOさんの代表曲「雨上がり」などのピアノ弾き語りに耳を傾けた。アンコールの「デイドリーム・ビリーバー」(カバー)では、RIKUOさんの呼び掛けに応じ会場全体でサビを合唱。人通りが途絶えた島の夜をにぎわせた。

 中村さんは「ライブはもうからないが、来島するアーティストがある限り続けたい。こんな変わった旅館『変態旅館』が世の中に一つくらいあってもいい」と意欲を見せる。

 次回のライブは6月10日で、ゲストは「極悪いちご団」。19時開演予定。入場料は2,000円で、別途ドリンク1品の注文が必要。

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