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11年ぶり10連敗の巨人「堀内時代よりマズイ」

6/5(月) 16:45配信

東スポWeb

 由伸巨人が底なし沼から抜け出せない。4日のオリックス戦(東京ドーム)にも1―3で敗れ、とうとう球団史上最大の連敗記録まであと「1」に迫る10連敗を喫した。11年ぶりの大型連敗に長嶋終身名誉監督も嘆き節で、球団内からは暗黒期突入を危惧する声まで上がっている。

 出口はどこにあるのか。ゲームセットの瞬間、本拠地はこの日も歓声ではなくため息に包まれた。立ち上がりから先制パンチを食らった。中7日で先発した宮国がプレーボールからわずか2球で一発を浴び、3回は3連打を含む4本の単打で2点を失った。打線は初回こそ2安打で1点を返して同点としたが、2回以降は散発の2安打で三塁すら踏めずゼロ行進。相手先発・山岡→黒木のルーキーリレーを捉えられないまま力なく敗れた。

 5月25日の阪神戦(甲子園)から積み上がった黒星の山は、ついに2桁に突入。1975年、長嶋監督の就任1年目に記録した球団ワースト記録11連敗も目前に迫ってきた。止まらぬ連敗地獄に由伸監督は「(打線が)点を取っても(それ以上に投手陣が点を)取られたり、抑えても取れなかったり。なかなかうまくいかない」と苦悩に満ちた言葉を絞り出した。

 現場の惨状に、この日「長嶋茂雄記念岩名球場」のリニューアルオープン記念に登場した長嶋氏が口を開いた。「まだまだ3分の1が終わったばかり。巨人軍の場合は11・5があるからね。まだ終わってないよ」と奇跡の逆転優勝を飾った96年の「メークドラマ」を引き合いに出した。13ゲーム差を逆転した08年の「メークレジェンド」もあるにはあるが、さすがにこれほどの大型連敗は想定外だったようだ。球団創設82年で9連敗以上して優勝した例はなく、データ上ではすでに「V確率0%」で長嶋氏も「やっぱり難しいな、野球は。負け戦が毎年続くとね。まさかここまで(連敗が)来るとはね…」と漏らした。

 球団内からも悲観的な声が漏れてくる。スタッフの一人は「今の状況は堀内さんの時よりもマズいんじゃないか。堀内巨人の時代より打てるような人間もいない」と深刻な表情で語った。

 堀内政権下の04年からの2シーズンは、補強したローズや小久保らホームラン打者がズラリと並ぶ「史上最強打線」と言われた一方で、不調の投手陣を立て直せず3位、5位に終わった。現在のチーム打率は2割3分5厘でリーグワーストのままで、2日に昇格したクルーズも12打数無安打と、まったく起爆剤になっていない。

 主将の坂本は「考えすぎて勝てるなら、いくらでも考える。みんなで明るくやっていく」と必死に前を向いたが…。首位・広島との差は9・5と開き、借金は由伸巨人最大の「7」まで膨らんでいる。

最終更新:6/5(月) 16:58
東スポWeb