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橋爪遼容疑者「覚醒剤逮捕」の代償と波紋

6/5(月) 16:45配信

東スポWeb

 俳優・橋爪功(75)の息子で俳優の橋爪遼容疑者(30)が、覚醒剤取締法違反(所持)の容疑で2日に現行犯逮捕された事件が映画界に大きな波紋を広げている。最新作が公開されたばかりの父の功が当面の活動自粛を示したかと思えば、息子の遼容疑者には公開待機作も存在し、多額の損害賠償が求められる可能性もありそうだ。

 警視庁築地署は4日、遼容疑者を送検した。容疑は2日午後9時半ごろ、埼玉県内の知人の男宅で若干量の覚醒剤の粉末を所持した疑い。築地署が入手経路などを調べている。

 この逮捕の影響でテレビ朝日は遼容疑者を連続ドラマ「やすらぎの郷」(月~金午後0時30分)から降板させると決定。収録済みの未放送分については編集して対応するという。大わらわになっているのはテレビ界だけではない。遼容疑者がキャストに名を連ねる映画「漫画誕生」(来年初夏公開予定)の関係者も苦渋の表情をのぞかせる。

 同映画は“近代漫画の始祖”とされる漫画家で故北沢楽天の生涯を描く。主演は俳優のイッセー尾形(65)で北沢の壮年期を演じ、遼容疑者は北沢の青年期を担当する。つまり同容疑者は重要な役どころだ。「撮影は4月に2週間ほどかけて埼玉で行われ、すでに撮り終えた。当時、橋爪さんに特に変わった様子はなかった。驚いている」(同映画関係者)

 現在は編集の段階で「事件を受けた今後の対応は製作陣でこれから協議する」(同)という。製作陣にとっては当然、撮影したからには「公開したいという思いはある」のは当たり前。今後、協議を経て遼容疑者の代役を立て、撮り直しをするとみられる。その際、遼容疑者には数百万円、数千万円単位の損害賠償を求められるかもしれない。

 さらに映画界では父・功の主演作「家族はつらいよ2」が先月27日に公開されたばかり。公開日の舞台あいさつで功は「水面下では『3』の製作の話もある。そのためにもまずは『2』がヒットしないといけない。みなさん、周りの人の腕を引っ張ってでも映画館に連れてきてください」と上機嫌に話していた。

 配給元の松竹映画宣伝部広報担当者が「本人が逮捕されたということではないので、現状では映画公開を打ち切るということはないです」というように、当然ながら直接の影響はない。

 ただ、世間がどう見るかで今後の動きに変化があるかもしれない。ある映画宣伝会社関係者は「松竹さんにとって『家族――』の山田(洋次)監督は最も大事な監督。その監督作品に、橋爪さんの息子のこととはいえ、ケチがついてしまったことは頭が痛い。同シリーズは興行収入10億円を安定して見込めるだけに、大切に育てていきたいはずだったんですがね」と指摘。功が口にした“続編”については「世間の反応もさることながら、山田監督がどう考えているか。それですべてが決まる」(前出宣伝関係者)という。

 功は当面の仕事をキャンセルし、活動自粛する意向だが、本紙客員編集長のビートたけしは3日放送の「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)で「30だよ。大人なんだから親父に責任ないよ。悪いのはせがれで、バカなんだから。これほど芸能界が麻薬でわーわー言われてる時に困ったもんだよ」とコメント。4日放送の「アッコにおまかせ!」(同)でMCの和田アキ子(67)も「胸に痛いね。親としての気持ちは聞かれても言いようがない。難しい。もう30歳ですし。別に住んでいたりすると、意外にわからない」とした。遼容疑者の逮捕は父の功績に傷をつけたことは間違いない。

最終更新:6/5(月) 16:45
東スポWeb