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相鉄・東急直通線対応の新型車両は「20000系」 12月デビューへ

6/5(月) 20:18配信

レスポンス

相模鉄道(相鉄)は6月5日、新型車両の20000系電車を導入すると発表した。西谷(横浜市保土ケ谷区)~日吉(港北区)間で工事中の神奈川東部方面線のうち、相鉄・東急直通線の走行に対応した車両。今年12月から10両(10両編成1本)が営業運転に入る。

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神奈川東部方面線は、相鉄本線の西谷駅から東海道本線貨物支線(羽沢線)の横浜羽沢駅付近を経て東京急行電鉄(東急)東横線の日吉駅までを結ぶ、全長12.7kmの工事線。西谷駅から横浜羽沢駅付近までを結ぶ相鉄・JR直通線と、横浜羽沢駅付近から日吉駅までを結ぶ相鉄・東急直通線で構成される。まず2019年度下期に相鉄・JR直通線が開業し、相鉄線とJR線の相互直通運転が始まる予定。続いて2022年度下期には相鉄・東急直通線が開業し、相鉄線と東急線の相互直通運転も行われる予定だ。

今回発表された20000系10両は7000系電車の更新を目的に導入するもので、相鉄・東急直通線での運行に対応する。一方、相鉄・JR直通線用の車両は「現在検討を進めています」としている。

20000系の開発コンセプトは「安全×安心×エレガント~目先のトレンドに左右されない『醸成するデザイン』」。車体塗装は9000系電車のリニューアル車と同様、相鉄線の新しいイメージカラーである濃紺色(ヨコハマ・ネイビーブルー)を採用する。先頭の形状は「通勤型車両のイメージを打ち破る立体的でインパクトのあるデザイン」にしたという。

車内は天井を高くとり、荷物棚や仕切板、貫通扉にガラス板を採用することで「開放感のある室内」を演出する。照明は時間帯で変化する調色調光機能付きのLEDを採用。空気清浄機も導入する。

ドアは乗客自身が開閉を操作できるスイッチを設置。長時間停車時などにドアを閉めることができるようにし、空調効果を高める。ドア上や通路天井には21.5インチの大画面案内表示器を設置する。

座席端部のガラス仕切り板は荷物棚まで届く長さにし、ドア付近の立客の荷物による着席客への干渉を緩和する。また、相鉄線の特徴だった車内の鏡や、日差しを遮るブラインドを復活させる。

優先席の一部は「ユニバーサルデザインシート」を採用。立ち座りを容易にするため座席の高さを上げるほか、座席の下には大型の荷物を入れられるようにする。これにより荷物棚を使いにくい人に配慮する。ベビーカー・車椅子用のフリースペースは全ての車両に設ける。

走行装置はSiC素子を採用したVVVFインバーター制御装置や高効率モーターの採用で消費電力を削減。台車は急カーブなどでの安全性を向上させたものを導入する。

相鉄が新型車両を導入するのは、11000系電車以来9年ぶり。同社が推進している「デザインブランドアッププロジェクト」のコンセプトを反映した車両としては、初めての新型車両になる。

《レスポンス 草町義和》

最終更新:6/5(月) 20:18
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