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4K/HDRプロジェクターのリファレンスにJVC「DLA-Z1」を選んだ理由――麻倉シアター大改革(前編)

6/5(月) 18:27配信

ITmedia LifeStyle

オーディオ・ビジュアル文化を牽引する現場として、AV評論家、麻倉怜士氏のリファレンスシアターは重要な空間だ。そんな「麻倉シアター」がこの春に大改革を敢行、「4K」「HDR」「MQA」といった最新のAVトレンドに対応する世界のハイエンド機を導入したという。今月は映像と音の2回に分け、麻倉シアターの最新動向をリポート。最新機材の傾向から「オーディオビジュアルの世界は何を目指しているか」を麻倉氏が語る。前編は映像編、主役はJVCの4Kプロジェクター「DLA-Z1」だ。

シャープが1989年に発売した液晶プロジェクター「XV-100Z」

麻倉氏:この春、私のシアターでは、プロジェクターにJVC「DLA-Z1」を、DACはメリディアン「ULTRA DAC」を導入し、映像と音の機材を同時アップグレードという大改革を決行しました。

――評論家のリファレンス環境において、複数の機材を同時に更新するというのはなかなか思い切った行動ですね

麻倉氏:それほどまでにこの2機種はたいへん重要なものです。今回は私のAVヒストリーを交えて、シアター更新のお話をしましょう。まずは「プロジェクターはなぜビクターになった?」というお話からです。

 私は1980年から「特選街」(マキノ出版)で評論家生活をスタートしたのですが、この時は古い家で、専用のシアタールームもありませんでした。しかしオーディオビジュアルの評論家というものは自らの居城を持っていて、そこをリファレンスに論を展開するのが重要な条件です。なので当時の私にとってこれは由々しき問題でした。

 そういったこともあり、1987年に今の家を建てました。今はもっと広い部屋が可能ですが、この時は22畳が(1部屋の)建築限界で、目一杯の広さを確保したのが私のシアタールームです。ツーバイフォー工法の二重梁で、窓も2重にしているため、面積的には少々狭いですが。この時に考えたのは「プロジェクターを是非入れたい」ということ。ですが当時は民生用ビデオプロジェクターといったものなどはなく、自宅にプロジェクターを入れるなどということは夢のまた夢、AVにとって究極のぜいたくでした。

――それを思うと、今はエントリークラスならば10万円以内でプロジェクターが手に入るわけですから、随分と良い時代になったものです。しかし当時マイナージャンルだったプロジェクターにこだわったのはなぜでしょう?

麻倉氏:それを説明する分かりやすい例は1989年にシャープが「驚異の100インチ」として売り出した液晶プロジェクター「XV-100Z」ですね。当時はソニーをはじめとした業務用プロジェクターならば、いくつか選択肢がありました。その中でこれは随分と評判になったのですが、まだまだ「大画面の絵が映った! バンザイ!」というレベルのもので、画質などは二の次、三の次でした。何せ画素数がなんと驚きの27万画素ですから。

――27万画素って、初期のケータイカメラくらいですか

麻倉氏:それでも大画面の魅力はスゴいんですよ。最初はまるで金網越しに映画を見ているような感覚で、メッシュ感が非常に目に付きます。ところが10分も見ているとそれが気にならなくなります。そんな大画面の力を私が感じたのは、1980年代の大先生である山中敬三先生宅に遊びに行った時でした。先生のシアタールームに入ると150インチの大迫力スクリーンとともに「ジャーン!」という感じでバルコがあったんです。そこで観せてもらった絵には、画質はそこそこであっても、画面の大きさという感動がありました。これは今でもいえることですが、圧倒的物量の力といいましょうか、そのような感動を得たわけです。これでもう「入れるならバルコだ!」と。

麻倉氏:そうして最初に入れたプロジェクターがバルコの「Data 800」です。3管式のデータプロジェクターで、ビデオ用ではなくコンピューター映像を映すためのものだったのですが、それでもバルコの映像はシネマライクで、絵の深みや階調感がとても魅力的でした。解像度的には低いですが、画素を映す液晶プロジェクターと違って電子ビームを投影するため、ボケてはいても網がないというのは極めて優位でしたね。Data 800の次は「Graphics 800」を入れ、最終的にやって来たのが3管式の集大成モデル「CineMAX」です。これは投影素子的にいうと9インチで階調もフォーカスも良く、ハイビジョンも映ったため「QUALIA004」の登場まで大活躍しました。ベルギーのバルコに取材に行った時、ちょうどよい機会だから、「なぜバルコの映像は感動的なのですか?」とプロジェクターの責任者に尋ねました。すると、「アサクラさんは、ベルギーには長い絵画の伝統があるのをご存じないのですか?」といわれましたね。

――やはり絵画文化の影響は大きいようですね。南部フランドルのベルギーはレンブラントなどのオランダ系をベースに、パリを中心とした印象派の影響が混ざり合うといったところでしょうか。シュルレアリスムの大家、ルネ・マグリットなどが有名です。それにしてもCineMAXは当時の麻倉先生の代名詞でしたね

麻倉氏:3管式というのはブラウン管ですから、パワーを入れるとビームが太くなってしまいます。今、見直すと甘さは否めないですが、それでもバルコの持っている階調性、コントラスト性と同時に、えもいわれぬ気品がありました。ちなみにこのCineMAX、入力はY,Cb,Crの色差信号とRGBの2系統がありますが、絵はRGBが断然良いんです。というのも、色差信号はRGBをマトリックス処理していて、画質のためには当然そんなことをしない方がいいわけです。ですがRGB信号は基本的に業務用のインタフェースで、普通のビジュアル機材にはそうそう付いていません。どうしたかというと、ソニーのマスターモニター「BVM-2013」の変換機能を使ってCineMAXに入れていました。すごく画質が良かったです。

――マスターモニターを変換器にするとは、なんと酔狂な(笑)

麻倉氏:次にわが家へ来たのはソニーの「QUALIA 004」でした。発表は2003年で、シアターに入ったのは2004年のことです。これでついに3管式を卒業したわけですが、これも相当に良かったです。今見るとコントラストが淡い感じもしますが、当時は液晶デバイス初のフルHDプロジェクターということで、たいへん話題になりました。

 当時のプロジェクターは720pが精一杯で、しかもソニーの前モデルはやたらと緑が強かったんです。これは人間の視覚が緑に対して感度が高いためで、緑を強調すると体感的に明るくなってフォーカスも上がるので、暗い液晶プロジェクターは緑を強調していました。ですがこれでは当然絵が緑っぽくなって赤が出ないという問題を抱えます。ところがRGBのハイパワーピュアキセノンランプを使ったQUALIAはきちっとした絵で、これによってソニーの絵が特徴付けられたといえるでしょう。QUALIAが本来果たすべき役割をちゃんと果たしていたわけです。

 以前はソニーとバルコがハイエンドプロジェクターにおける2大巨塔で、バルコ派だった私がソニーを使ってみたところとても良かったのです。どこが良いかというと階調ですね。強調感がなくフラットな感じで、暗部階調が液晶にしては凄く出ていました。色も不自然な着色系だったりクセっぽかったりせず、バランスが整って質感も高かったですね。フルHD時代はこれで画質の世界を開拓し続けました。

――QUALIA 004は僕も印象深いモデルです。当時はまだ地元に居て、QUALIA大阪へ観に行った事があったんですけれど、鮮烈なコントラストと自然な色調に「特大サイズのテレビがある!」と驚いたものです。あれでプロジェクターに対する僕のイメージは完全に変わりました

麻倉氏:そして時代は4Kへと移ります。ここでの比較対象はソニーとJVCですが、JVCは画素ずらしの「e-shiftテクノロジー」で4Kに挑んでいました。後で語るように、技術は面白いのですが、物理的にはどうしても絵がいまひとつです。画素ずらしはいわば脳の機能を使った“実質4K”で、どうしてもS/Nが落ちてフォーカス感が粗くなるという壁を突き崩すことはできませんでした。そのためこれまではリファレンスとしてJVCを選ぶのは厳しかったのです。ということで定番はソニーの「VPL-VW1000ES」、後に「VPL-VW1100ES」になって4K入力が付きました。

麻倉氏:最初は4Kコンテンツがなかったため、アップコンバートの力が重要で、2011年あたりから2013年あたりまでの“4K前夜”は、テレビもプロジェクターも2Kからのアップコンバートがメインでした。2Kのプロジェクターで見る2Kコンテンツよりも、同じ2Kであっても超解像アプコンを入れた方が、視えないところまで見えてきて、Blu-ray Discを見た時に、今まで感じなかった情報性や階調性、鮮やかさがありましたね。過渡期ですが価値あるものだったと思います。

 このような流れを経て現代のHDRへと至ります。私としても対応しないという選択肢は当然ありません。

 これまではSDからHD、4Kといった解像度主義、つまり“面としての情報量”を増やしてきた。一方で現代は4Kや8KにHDRが付くことで深部の解像度が出てきて、光の情報量が増えるという方向へシフトしています。面の解像度と色深度の解像度が要求される、そういう時代になったわけです。

――映像だけでなく、情報量的にも3次元にパラダイムシフトしたということですね

麻倉氏:その通り。1920×1080ピクセルとかいうのは平面的で、画素の1つ1つに光の階調性や情報量が増えてくるのが、現代のHDRです。

 さて、HDRのプロジェクターは何を選ぶか。昨年後半あたりからずっと考えていました。候補はソニーの「VPL-VW5000」と、JVCのDLA-Z1です。実は一昨年に見た開発中のVPL-VW5000のファーストインプレッションは「確かにすごく明るいね。でも明るいだけの半業務用で、情報的かな」というものでした。ハキハキしているものの、若干粗く感じたのです。ところが半年後のインプレッションは一転します。乱暴だった明るさに階調感とコントラストに節度が出てきて、同時に質感がぐっと良くなり、色の見え方、絵の見え方でデジタル的ではないアナログ的な匂いを感じました。

麻倉氏:なぜだろうと思った時、はたと気づいたのが発光原理の部分です。近年は広色域をカバーするためにレーザーランプを使いますが、VPL-VW5000は青色だけがレーザーで、残り2色は蛍光体を光で叩いて出た色を合成します。要するにこれは懐かしいバルコの3管式CRTと同じ発色の理屈で、アナログ的な深みと階調感が出るんです。

麻倉氏:次にJVCのDLA-Z1ですが、これがビックリ。「ついにビクターの絵作りの本物が出てきた!」という感じでした。JVCは絵作り、色作りが上手いメーカーで、気持ちよくさせる、良い心地にさせるという人間の感覚にフィットする絵を出すという点においてはピカイチなんです。ですが画質研究に対して長い蓄積があるがために、かなり過激に走ることもしばしばあります。最たるものが「フィルムモード」でしょう。

 一般的なシネマモードは見た目の映画っぽさを表現しようとしますが、テレビ・プロジェクターは光の3原色の原理に従った加法混色、つまり足したら白になります。対してフィルムは絵の具と同じ色の3原色に則った減法混色で、足したら黒になります。つまりフィルムとビデオプロジェクターの映像はは本質的に違うわけで、この矛盾をJVCはどうしても乗り越えたかったのです。減法混色の色を加法混色で出すために徹底研究し、ついにはIMAGICAと共同開発を行います。映画をフィルムプロジェクターとデジタルプロジェクターで同時投影し、絵を並べてできるだけ同じ質感になるようにプロジェクターを調整するのです。その結果できたフィルムモードは「最も映画に近い」というのがウリでした。

――何というか、もはや技術を使った哲学の領域で勝負をしているようです……

麻倉氏:求道精神は留まるところを知らず、さらに過激な「コダックモード」「フジモード」にまで発展します。ところが困ったことに、これだけ苦労したフィルムモードで出てきた絵は全然面白くなかったんです。全体的に沈んでいて、色の彩度感が淡く墨っぽい。もっとブライトな感じなのに、どうにもセピアっぽくなって、何だか色気がない。理屈で作った“頭の中の絵”で「確かにフィルムには近い、でも響くものがない」という状態でした。「正しい」けれど「楽しくなかった」のです。

――なんだか本末転倒ですね。僕達は感動のために映画を見るのであって、「フィルムに近い」ことは「感動のための手段」でしかないはずですから……

麻倉氏:そこでJVCはさらに一念発起します。フィルムモードはそれで置いておいて、“ビクターの絵”として本当の意味での「シネマモード」を作りました。4年ほど前からある「新・シネマモード」で、これがまた出来が非常に良いんです。階調性、色の滑らかさ、ビビットさ。解像感よりも色の良さに定評があるJVCですが、こういうものが本当の感動につながるのです。

 実は私のシアターにも「DLA-X9」があり、サブシステムとして時々使うと「これがビクターの色か!」とその都度、感動します。最近のeシフトはかなり良くなりましたが、リアル4Kではないという枷は、いわば“大リーグボール養成ギブス”状態で、JVCは強烈なハンデの中でひたすらに画作りを磨いてきたわけです。マイナス要素を補って余りある魅力が“ビクターの色”にはあった。そして、ついにリアル4K(4096×2160ピクセル)デバイスによって解放される時が来ました。これがすごかったのよ!

麻倉氏:ソニーはVPL-VW1000ESからずっと4K SXRDだったので、リアル4Kの絵自体には馴染みがありました。しかしJVCのリアル4Kは超絶芳醇な色に、立体感と奥行き感が相まって、まるでギリシャ彫刻のような凛々しさと上品さに、感動性が宿ります。枷から解き放たれた時に感じた、圧倒的な情報に思わず唸ってしまいました。「これが本物のビクターの絵なのか!」

――“画質の鬼”にここまで言わせるとは……お見事です

麻倉氏:具体例を挙げましょう。2016年11月の「AVAC大商談会」で日本の一般ユーザーに初お目見えして、私の時間で毎度お馴染み「サウンド・オブ・ミュージック」の「ドレミの歌」をかけました。マリア先生の肌色の滑らかさと階調感、粒状性のフィルム感と人物の立体感。そして遠景とのパース感。昨年秋に実地へ行ったザルツブルクのお話は以前にもしたとおりですが、映像で何百回と観て、実際にも目にしたという投影された景色は、その実まるで初めて目にする様な新鮮さというか、透明感というか、そんな生命力ともいうべきものを持っていました。

 これぞまさしく“ビクターの力”です。ソニーも大変素晴らしいですが、こちらは「元の情報に対して、なるべく足さず引かず、生成り的にそのまま出す」というモニター志向です。もちろん色々とやる技術はありますし、やろうと思えば実際できるでしょうが、それをしないのがソニー的な“正解”というわけです。対してJVCは、階調、フォーカス、立体感、いろんな価値を合計したところに新たな総合的な“絵の力”が出てくるという信念のもとに、さまざまな付加価値を付けます。こういうと「結構人工的?」と思うかもしれないですが、いえいえ、これが全然ケバくはなく、ナチュラルにして芳醇、そこに官能性やツヤがあります。

――JVCは以前にフィルムモードでソニー的アプローチを試みて、その上で「そうじゃないだろう」という答えを投げかけてきたというふうに見えます。映像の主体がどこにあるかという構図両者のスタンスの違いから見てとれますね

麻倉氏:そうしたところに魅せられて「これにしよう!」となり、3月に私のシアターへお迎えしました。最初にかけたのはやはり「サウンド・オブ・ミュージック」。「なんと色が濃いんだろう」という感動に打ちひしがれましたね。初期設定では50%になっていますが、これでもかなり濃いです。使い始めて1カ月程度で、今は30%後半くらいに濃度を落としていますが、それでもJVCならではの情報性と感動的な絵を4K HDRでしっかり出してきます。

 忘れてはいけないのがHDR。こちらもかなり感心しました。デフォルトの値も良いですが、JVCはユーザーでカスタムできる余地も結構あります。e-shift時代からMPC(Multiple Pixcell Control)という機能があり、元々精細感が高い絵はさらに精細感を上げることができました。一般的な操作として高域信号を上げますが(具体的に何の信号でしょう?)、JVCは同時に中域を下げて相対的な落差を付けます。中域まで上げてしまうと輪郭が強調されて力過剰になるところですが、ミドルを下げてハイを上げることでスッキリするのです。今回は4Kの正しいキレイな信号が入るという前提があるため、MPCなどの情報量調整はあまり効かせず、むしろ階調性や色に対して徹底する道を開いています。

 実際のところプロジェクターのHDRはテレビよりも難しいんです。ソニーはコントラストとダイナミックレンジ調整を連動させています。0から50までは全域をリニアに上げ下げし、50以上はピーク値を上げ下げします。ですが、これはHDRコンテンツに対して自由に好みの調整ができるという感じではありません。エプソンはあらかじめ数百nitsから10000nitsまで4段階くらいのダイナミックレンジ設定を作っておき、コンテンツに合わせて当てはめるという手法を取っています。確かにこれも1つの考え方です。例えばピークが1000nitsのコンテンツに10000nitsの設定で出してしまった時に、ダイナミックレンジ情報が10分の1に圧縮されてすごく暗くなります。逆に1000nitsを数百nitsの設定で出だすと情報があぶれてしまい、明るすぎて階調がトびます。このへんを設定であらかじめ合わせるわけですね。

 一方のJVCはどうしているかというと、1000nitsを中心の基本設定をして、さらにコントラストなどの調整をするという2段階構成です。いわば、ソニーとエプソンの合わせ技のようなカタチで、これはとても合理的です。

――プロジェクターにおけるHDRはまだ発展途上のように感じます。ここも各社各様の思想の違いが表れていますね

麻倉氏:このようにして私のシアターにおけるHDR時代のリファレンスプロジェクターが決まりました。

 1つ、気になる情報をお伝えしましょう。スクリーンメーカーのKIKUCHI(キクチ科学研究所)に最近行ったのですが、シアターに8K用スクリーンが登場していました。正確にはイーストンという会社が作ったもので、透過性を上げて8K解像度に耐えうるよう織りを細かくしたサウンドスクリーンです。織りの部分はOSスクリーンが担当しています。いわばオール・ジャパンですね。音を通すための微細な穴の影響でモアレが出やすいという弱点をサウンドスクリーンは抱えていますが、それも抑えてあります。これは何かというと、放送技術研究所に入っているものを民生用に出すということです。

――となると当然「いよいよプロジェクターも8Kとなる……?」という予想が立てられますね。しかも民生用で出てくるのではという期待が、否が応でも高まります。

麻倉氏:来年には左旋の8K放送が始まり、シャープがHDD内蔵の8K対応高度BSチューナーを出すというロードマップがもう確定していますから「もちろん出すよね??」というのは当然の意見でしょう。そうなるとAVラバーのサガとして「さて、8Kプロジェクターは何にしようか」と、ワサワサ妄想をし出すわけです(苦笑)

――今「やっと4K HDR時代のリファレンスを入れたゼ」っていう話をしたばかりなのに(苦笑)

麻倉氏:ちなみに技研は以前eシフトを使ったJVCの8Kプロジェクターを入れていて、今は同じくJVCのピュア8Kモデルです。

 少々話がそれましたが、私のシアターがビクタートーンによる4K HDRの感動的なシステムにアップグレードしたぞという話でした。そうこういっているとJVCがついに「Victor」(ビクター)ブランドを復活させたというニュースが飛び込んできたりもしています。ここで私から提案です。「イノベーティブなものにVictorブランドを与える」としていますが、画質やデバイスなど、本当の意味で第1号はやはりコレ(DLA-Z1)で間違いないでしょう。イノベーションを人間の感覚に寄せるという点が私は非常に素晴らしいと感じます。“ビクターのZ1”、このコには是非“Victor”のバッジを付けてあげるべきですね(断言)。

――次回は音にまつわるお話です。お楽しみに!

最終更新:6/5(月) 18:27
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