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室屋(福島市在住)大会2連覇 レッドブル・エアレース千葉

6/5(月) 9:45配信

福島民報

 「空のF1」と呼ばれる飛行機の世界最高峰レース「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2017第3戦」は4日、千葉市の幕張海浜公園で本選を行い、福島市在住のパイロット室屋義秀選手(44)が昨年に続く千葉大会2連覇を果たした。今シーズンは第2戦の米国サンディエゴ大会に続く2戦連続優勝で、総合ポイントを30とし、平成21年参戦以来、総合順位で初めて1位に立った。
 室屋選手は、予選の順位に応じて選手が1対1で対戦する1回戦「ラウンドオブ14」で、チェコのペトル・コプシュタイン選手(39)を僅差で破ると、準決勝「ラウンドオブ8」でオーストラリアのマット・ホール選手(45)に勝利した。勝ち進んだ4人がタイムで優勝を決める決勝「ファイナル4」は、他の3選手が強風に苦しむ中、安定したフライトを見せ、55秒288で制した。母国開催で2度の優勝は引退したポール・ボノム選手(英国)に次いでエアレース史上2人目の快挙。
 室屋選手は11年から福島市の農道空港「ふくしまスカイパーク」を拠点に操縦技術を磨いている。スカイパークに軽飛行機の研究開発拠点を整備するサード(本社・愛知県豊田市)も、技術支援を通して室屋選手の優勝を後押しした。
 第3戦は今季唯一の国内戦で、世界のトップパイロット14選手が出場した。2位は1回戦で室屋選手に敗れたものの、1回戦敗退者で最速タイムを出し復活したコプシュタイン選手、3位は総合ポイントで室屋選手に並ぶチェコのマルティン・ソンカ選手(39)が入った。
 室屋選手は今季、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで行われた第1戦で14選手中13位に終わったが、機体を大幅に改良して臨んだサンディエゴ大会で優勝した。
 今季は10月まで全8戦を繰り広げる。次戦の第4戦は7月1、2の両日、ハンガリーのブダペストで開かれる。
 室屋選手は昨年、福島民報スポーツ大賞を受賞している。
 レース後、記者会見した室屋選手は「チームスタッフや応援してくれた皆さんに感謝したい。目標の総合優勝に向けてコンスタントに良いレースを続けていきたい」と語った。

福島民報社

最終更新:6/5(月) 10:39
福島民報