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<話題>建設株指数が連日の年初来高値

6/5(月) 8:30配信

モーニングスター

 6月2日のマーケットで業種別株価指数の「建設業」が10.91ポイント(0.89%)高の1235.29ポイントまで上昇し、連日の年初来高値更新。4月安値からの上昇率は14.9%と、日経平均株価の11.8%を上回っている。建設関連といえば、17年3月期に大幅増益銘柄が続出。しかし、18年3月期については2ケタの営業減益を予想する企業がほとんど。どうして? ということになるが、この日も大成建設 <1801> 、鹿島建設 <1812> 、前田建設 <1824> などが年初来高値を更新している。

 ここで大成建設に着目すると、17年3月期は連結売上高1兆4873億円(前期比3.8%減)、営業利益1408億円(同19.9%増)。これに対し、18年3月期の予想は売上高1兆6100億円(同8.3%増)、営業利益1250億円(同11.2%減)。17年3月期末の受注残高が2兆2492億円(前期末比8.1%増)であることを考えると、売上高に違和感はないが、売上総利益率の想定を12.7%(前期は15.0%)とした点は保守的な印象。もちろん、人件費や原材料費等の不透明要因はあるが、総利益率の低下につながる値引き要請を懸念し、慎重に見込んだようにも取れる。そして、それは多くの同業他社も同様だ。

 そうした意味で、清水建設 <1803> はさら保守的といえそう。18年3月期の連結業績予想は売上高1兆6000億円(前期比2.1%増)、営業利益965億円(同25.1%減)で、完成工事総利益率は10.9%(前期は12.2%)を想定。一方、17年3月期末の個別の受注残高は1兆5767億円(前期末比14.0%増)に積み上がっている。この日、株価は5月15日の年初来高値1136円に肉薄した。

(モーニングスター 6月 2日配信記事)

チャート

大成建設1801
1066円、前日比-9円 - 7/21(金) 15:00

チャート

鹿島1812
969円、前日比-4円 - 7/21(金) 15:00

チャート

前田建設工業1824
1390円、前日比+5円 - 7/21(金) 15:00