ここから本文です

宮崎あおいに中居正広…劇場型犯罪の“犯人役”を演じた意外な俳優たち

6/5(月) 7:10配信

dmenu映画

6月10日に公開される『22年目の告白―私が殺人犯です―』は、22年前の連続殺人事件の殺人犯の“告白”が新たな事件を巻き起こすサスペンスエンターテインメントです。本作のテーマのひとつになっているのが“劇場型犯罪”。これは犯罪が行われているにもかかわらず、人々がそれを芝居や娯楽のように楽しみ、惹き込まれていくのが特徴といわれています。

【画像】どうやら7kg太った、宮崎あおい

これまでも『22年目の告白―私が殺人犯です―』のように、劇場型犯罪を扱った映画は幾つか作られており、有名俳優たちがその犯人役を演じているようです。今回は、その中から意外なキャスティングが光った作品を3つご紹介します。

中居正広が冷酷無比な天才的犯罪者を熱演!…『模倣犯』(2002年)

宮部みゆき原作の本格ミステリー小説を映画化した『模倣犯』は、天才を自称する犯罪者の暴走を描いたサスペンス作品です。主人公である犯罪者・ピースを演じたのは、当時SMAPのメンバーだった中居正広でした。

ピースは完全犯罪にできる自信があるからこそ、劇場型犯罪を繰り返して警察やマスコミを挑発。さらには、自分が陥れた無実の人物を救済するために相棒を売る供述をし、一躍“正義の人”として脚光を浴びるようになります。しかし、ピースの発言を怪しんだルポライターの「今回の犯人は単に前の事件を真似しただけの馬鹿による犯行だ」という挑発に逆上したピースは、爆弾自殺へと追い詰められてしまうのです。

この映画の原作は厚いハードカバーの上下二巻の小説。それを2時間強で集約するのは少々無理があったようで、映画自体の評価はあまり高いとはいえませんでした。しかし、その中でも中居正広は共感性を欠いたサイコパスを上手く演じ切っています。冷静沈着かつ冷酷な天才犯罪者をスマートに表現しており、俳優・中居正広の新たな側面を見せつけた作品といえるのではないでしょうか。

実際の劇場型犯罪をモチーフに宮崎あおいが実行犯を演じる…『初恋』(2006年)

『初恋』は、日本史上最大級の未解決事件であり、もっとも有名ともいえる劇場型犯罪「三億円事件」をモチーフにした作品です。

ただ、この映画、厳密にいえばミステリーやサスペンス映画ではありません。“三億円事件の実行犯は女子高生だった”という設定のもとに展開されていく、切ない青春ドラマなのです。主演は宮崎あおい。好きになった相手・小出恵介演じる岸に必要とされる喜びから、三億円事件の実行犯になった孤独な少女・みすずを演じています。

作中では史実通りに三億円事件の計画は成功しました。女であるみすずは捜査線から外れ、3億円を持ったまま居なくなってしまった岸を待ちながら、受験勉強に励みます。その後、みすずは東大に合格。しかし結局、岸は戻らず、お金もみすずの手元には残りませんでした。

彼女にとっては好きな人と一緒にいるための手段が、三億円事件だったというわけです。これがもし本当に日本中を騒がせた劇場型犯罪の顛末だったとすると、なんとも切ない気持ちになりますね。宮崎あおいによる、ある意味純粋な欲のない少女の演技が、それに拍車をかけています。劇場型犯罪がテーマではありますが、あくまでも本筋はラブトーリーなのです。

1/2ページ

最終更新:6/5(月) 7:10
dmenu映画

Yahoo!ニュースからのお知らせ