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「記録」より「記憶」に残る『3人のパパ』 ~量的評価イマイチでも、質的評価は好調!~

6/5(月) 15:51配信

トレンドニュース(GYAO)

ゆとり世代のイケメンをイクメンの主人公にした『3人のパパ』。
ルームシェアする3人のイケメン男子の家に、突然赤ちゃんがやってきたら何が起こるのかを描いたハートフルコメディだ。
担当プロデューサーは、“愛”にも“生(性)”にも無関心・無責任な“ゆとり・さとり”世代の、人間的成長を期して制作を決めたと言っている。イケメンがイクメンするドラマを見てもらうことで、今ドキの男を育てようという意図があったと思われる。

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■ドラマの見られ方

ドラマを評価するには、量的側面と質的側面の両方がある(注)。
量的側面とは、視聴率や録画した人の数で、どれだけ多くの人々に関心を持たれ、実際にリーチしたのかを測定する方法。

『3人のパパ』の視聴率の場合、初回1.9%で始まり、3話まで上がり続けて2.4%に達した。ところが4話以降は右肩下がりで、7話で1.2%にまで下がってしまった。これが放送されている「テッペン! 水ドラ!! 」枠の前作は『レンタルの恋』だったが、1.3%で始まり3話の2.3%が最高。その後6まで下がり続けて1.4%になっていた。同じような軌跡を描いているが、深夜枠としても必ずしもヒット作とは言えない。
録画数で見ても同じようなことが言える。
一般的にドラマの初回は、録画する人が多い。『3人のパパ』も24人が録画したが、その後減少の一途となった。そして3話以降は12~14人ほどで安定している。ただし『レンタルの恋』と比べると数字は少なく、イクメンがテーマだったために、男たちにあまり関心を持たれなかったのが響いているようだ。

質的側面とは、実際にドラマを見た人が内容をどう評価するかを測定する方法だ。
まず満足度では、初回こそ1.80と極端に悪い評価だったが、その後はほぼ上がり続け、3話で3.86とドラマの平均を大きく超えた。そして5話では、4.20と極端に高い評価を勝ちとるに至った。その後6~7話も3.8前後で、かなり好調と言えよう。
ちなみに前作『レンタルの恋』は3.40で始まり、その後2.90から3.75の範囲で推移した。ドラマの平均が3.6~3.7なので、前半戦は苦戦続き。6話でようやく平均を少し超える程度で留まった。『3人のパパ』がいかに高評価かがわかる。

次回見たい率は、実際に見た人に「絶対見る」「なるべく見る」「見るかもしれない」「たぶん見ない」「絶対見ない」と5段階評価してもらったもの。上位2評価の比率を次回見たい率として計算しているが、『3人のパパ』は初回40%で始まった後、2話以降みるみる上昇した。そして5~6話は100%、7話が83.3%だった。
量的評価は今一つだったが、実際に見ている人々の評価はかなり高かったようだ。

(注):視聴率はビデオリサーチ社関東900世帯調査から。録画数・満足度・次回見たい率はデータニュース社「テレビウオッチャー」関東2400人調査から。

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