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「後ろから突っ込んできた」 「テニスのまち」に衝撃 白子・大学生の列に車

6/5(月) 11:01配信

千葉日報オンライン

 週末を迎え、スポーツの合宿客らでにぎわう九十九里浜沿いの「テニスのまち」に衝撃が走った。4日未明、乗用車が上智大生の男女10人の列に突っ込んだ千葉県白子町の事故。車の女(21)は道交法違反(酒気帯び運転)などの疑いで現行犯逮捕され、列の先頭にいた同大1年の男性は突然後ろから突っ込んできた“暴走車”の恐怖に声を震わせた。

 事故現場の前に住む男性(69)は「夜中にトイレに起きたら『ドン』という鈍い音がした。直線の道路なので猛スピードで走る車は多いが、まさかこんな大きな事故が起きるとは」と驚いた様子。近くに住む無職女性(70)は「4人ぐらいが倒れ、1人が担架で運ばれていた」と事故の生々しさを話した。

 現場は同町驚地区の海岸沿いの県道で、周辺には多くの宿泊施設が立ち並ぶ。町内には、現場に隣接する中里地区を中心に約340面のテニスコートが整備されており、学生サークルなどの合宿地として人気がある。近年はサッカーやグラウンドゴルフといったテニス以外のスポーツ愛好家の利用も多いという。

 中里地区でホテルを経営する男性(61)は「宿泊客には夜間の外出の際、車に注意するよう呼び掛けている。『夜の外出を控えるように』とは言えないので、今後も注意喚起を徹底するしかない」と困惑した表情で話した。

 スポーツ関連の観光客誘致を進めてきた白子町の林和雄町長は「非常に残念なことが起きた。事故を検証して再発防止の取り組みを検討したい」とコメントした。