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幕張の空に零戦が飛んだ!

6/5(月) 8:16配信

ニュースイッチ

パプアニューギニアで発見された残骸から復元

 4日に幕張海浜公園(千葉市美浜区)で開かれたレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ。室屋義秀選手が昨年に続いて母国で優勝し、会場は大いに盛り上がった。

 今大会ではレースに加え、スペシャル・サイドアクトとして、「零式艦上戦闘機(零戦)」や往年の旅客機「ダグラスDC-3」も東京湾を舞った。特に零戦の登場は多くのファンを沸かせ、大会をさらに盛り上げた。

 今回飛行した零戦は、三菱重工業が1942年に製造した零式艦上戦闘機二二型。パプアニューギニアで発見された残骸から復元されたもので、レプリカを除けば世界に4機しかないうちの貴重な1機だ。

 当初搭載されていた中島飛行機の「栄エンジン」は修復不可能で、米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製のエンジンを搭載。当時の設計図を元に、38万時間という作業時間を費やして飛行可能な状態に修復したという。 

 零戦が見えると多くの観客が立ち上がり、その勇姿を収めようとカメラのシャッターを切り続けた。目の前を翼を振りながら迫り来る迫力に静まりかえるシーンも。

 「熱いレースに加え、零戦飛行などより多くの人が楽しめるような様々なアクティビティも充実し、地元でも喜んでもらえる大会になってきた」(レッドブルエアレースのエリック・ウルフ氏)。レッブル・エアレースは一部のファンだけの娯楽でなく、地元のイベントとなりつつある。