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「ヨイサ」呼子大綱引 勝負痛み分け、1勝1敗で小競り合いになり中止に 佐賀

6/5(月) 13:11配信

佐賀新聞

 豊臣秀吉の名護屋城居城時に始まったとされ、国重要無形民俗文化財に指定されている唐津市呼子町の「呼子大綱引」は4日、本番の大人綱を迎え、若者ら900人が岡組と浜組に分かれ、「ヨイサ、ヨイサ」と力の限り、綱を引き合った。

 会場の三神社前には観光客2千人が詰めかけ、開始前には綱の上で初節句の赤ちゃんのおはらい神事も。7カ月の次女藍禾(あいか)ちゃんら家族4人で帰省した福岡市の学校講師古野悠子さん(39)は「(呼子在住の)両親に子どもの晴れ姿を見せたかった」と話した。

 豊作と豊漁をかけた勝負は、1勝1敗で決戦にもつれ込んだところで数人の小競り合いが起き、中止に。士気を鼓舞したという由来からか例年ヒートアップする場面があるが、トラブルによる中止は初めてという。

 呼子大綱引振興会の久満泰彦会長(71)は「大事になったらいけないので、やむなく痛み分けとした。祭りを残していくためにはなあなあではいけない」と無念さをにじませていた。

最終更新:6/5(月) 13:11
佐賀新聞