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CIA拷問報告、議会に返還で非公開に

6/5(月) 16:13配信

ロイター

 ドナルド・トランプ米政権下の政府機関は、9.11後に中央情報局(CIA)が採用した尋問技術に関する上院情報委員会の報告書のコピーを、議会に返還する手続きを始めた。
 ロイター通信の取材で、トランプ政権が6700ページに及ぶ報告書のコピーを、議会に返還しようとしていることが明らかになった。この報告書を議会に返還することで、情報公開法の対象外となるため、永遠に非公開にしようという狙いがあるのではないかとみられる。
 返還は、上院情報委員会のリチャード・バー議長(共和党)の要請によるものだが、同委員会のダイアン・フェインスタイン委員(民主党)は、ジョージ・ブッシュ政権下の「テロとの戦い」で報告書に記載されたような尋問方法を採用したCIAを保護しようという目論見ではないか、としてバー議長を非難。
 2014年に公開された同報告書の要約では、拘留と水責めなどの拷問はCIAが認めている以上に残酷だった反面、効果が薄かったと指摘。この方法で未然に防げたテロ活動は1件もなかったと結論付けている。

(アメリカ、ワシントン、6月3日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)

最終更新:6/5(月) 18:26
ロイター