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海で川で、住民総出の大掃除 佐賀県内一斉ふるさと美化活動

6/5(月) 13:40配信

佐賀新聞

 「県内一斉ふるさと美化活動」が4日、佐賀市など県内一円で行われた。一般参加だけでなく、職場や団体単位で多くの人たちがごみ拾いに取り組み、ふるさとの環境を守る意識を高めた。

 佐賀市では13会場で実施し、約700人が参加した。このうち市役所前には約270人が集まり、火ばさみとビニール袋を手にJR佐賀駅周辺など市中心部を約1時間清掃。可燃ごみ93・7キロ、不燃ごみ25・9キロが集まった。タバコの吸い殻や空き缶、ビニール傘が目立った。

 職場の同僚約10人とともに汗を流したJAバンク佐賀の塚原範美さん(44)は今年が3度目の参加。「タバコの吸い殻が多く、一人で70本近く拾った。ただ、前に比べるときれいになった印象で、少しずつそういう(美化の)意識が出てきたのでは」と話していた。

 活動は今年で25回目。5月30日の「ごみゼロの日」から1週間を強化週間、期間中の日曜日を統一行動日にしている。県によると、今年は4~6月に、県内全20市町で計14万8100人が参加を予定している。

唐津ではホンダ・ビーチクリーナーが出動

 唐津市でも4日、海岸や離島、河川で市民総出のクリーンアップ活動が行われ、約1万2000人が初夏の心地よい風に吹かれながら、海辺に漂着した木切れなど、海岸だけで約11トンのごみを集めた。

 東の浜には家族連れや学校、職場グループ、練習前の少年野球チームも集合し、浜辺から虹の松原一帯に広がり、約1時間作業した。子ども2人と参加した妙見町の公務員藤本英夫さん(35)は「唐津はアミューズメント施設が少ない代わり、海や山があり、子どもと一緒に貝殻拾いにも来る。けがを心配しないで遊べる砂浜であり続けてほしい」と話していた。

 クリーン活動には本田技研工業が「素足で歩ける砂浜を次世代に残したい」という従業員の思いから独自開発したビーチクリーナーも参加。手作業では掘り出せない砂中のプラスチック片などを回収した。

 佐賀県ホンダ会(大橋友文会長)の会員らと一緒に汗を流した同社社会活動推進室の三橋文章さん(33)は「全国を回っているが、休みの日にこんなに多くの参加があり、海に対する皆さんの思いを実感した」と感心していた。

最終更新:6/5(月) 13:40
佐賀新聞