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泥酔した人の運び方も…護身術で事故防止を JR東職員に県警が指導

6/5(月) 10:30配信

埼玉新聞

 鉄道駅利用者とのトラブルや酔っぱらいの対応でけがや事故を防ぐため、埼玉県警は2日、さいたま市北区の県警察学校で、JR東日本職員に対する護身術指導を実施した。

 県警の新井俊明警務部教養課主席指導官兼師範をはじめとした術科指導者の下、JR東日本大宮支社職員96人(うち女性53人)が参加。攻撃されない間合いの取り方から始まり、手を出された時の正しいよけ方、手や服をつかまれた時の簡単な払い方などを実践。さらに酔っぱらった人への声の掛け方や体の守り方、歩けないほど泥酔した人の立たせ方や運び方まで学んだ。

 JR川口駅職員の扇子加代子さん(42)は「手をつかまれた時の払い方は、普段道を歩いている時も役に立つと思う。中学1年生の娘にも教えたい」と勉強になった様子。同駅でも最近、スタッフが客につかまれることがあったため「帰って引き継ぎたい」と職場で伝える考えを示した。

 県警教養課によると、2016年に大宮駅で、通報により警察官が現場に駆け付けた件数は235件。15年より31件多かった。今年1~3月は47件で、前年同期比9件減となっている。新井師範は「護身術をやっておけば、いざという時にとっさに出る。これからも思い出してやってみてほしい」と、けがや事故の防止につながることを願った。

最終更新:6/5(月) 10:30
埼玉新聞