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最終ラップでホンダ同士討ち。クラッチロー「今週末はさすがに涙が出た」

6/5(月) 12:07配信

motorsport.com 日本版

 ムジェロ決勝の終盤で、LCRホンダのカル・クラッチローとレプソル・ホンダのダニ・ペドロサは、11番手を争っていた。ファイナルラップでクラッチローのインに飛び込んだペドロサだが、フロントのグリップを失い、クラッチローを巻き込みながらクラッシュしてしまった。

現在の年間ポイント。前戦まで2番手だったペドロサはリタイアで順位を落とした

 クラッシュ直後のクラッチローは怒りを露わにし、前戦ル・マンでも接触しかけたことについても言及した。

「それまで僕は彼を見ていなかった。でも突然、彼が僕の後ろに現れたんだ」

「彼の手段の選ばない行動によって2週間翻弄されている。今週末はさすがに涙が出た」

「チャンピオンシップにおいて彼が2番手のポジションを失って、もはや笑いがこみ上げてくるよ」

 その後の記者会見で、クラッチローは肩を脱臼していたことを明かしたが、ペドロサに対する怒りは和らいでいたようだ。

「僕は大丈夫だ。肩が脱臼してしまい、呼吸ができなかったけど、それは僕の問題だ」

「今となっては仕方がない。僕にできることは何もないのだから。彼を殴ったところで結果が変わることもない。そういう経験は今までもあるし、これからのキャリアでも同じことが起きるだろうと思う」

「時に誰かをオーバーテイクする時、そういうことが起きたりする」

「その直後、僕は確かに怒りを感じていたけど、もうどうしようもないことは理解している。僕も彼も怪我をしていないし、幸いなことに来週はバルセロナに向かうことができる」

責任を感じるペドロサ

 ペドロサは決勝を6番手でスタートしたが、ペースを上げることができず順位を落としていた。彼はクラッチローとのクラッシュについて謝罪した。彼はあまりにもブレーキが遅くなってしまったことでインシデントが起きたと認めている。

「最後のラップはカルの付近で走行していた。ふたりとも苦戦していたし、マシンをコントロールするのに多くの問題を抱えていた」

「僕は彼を追い抜こうとしたが、ミスを犯した。僕はブレーキが遅れて、フロントのグリップを失ってしまった。僕はカルを巻き込んでクラッシュしてしまった」

「レースを完走できなかったのは残念だし、彼を巻き添えにしてしまったことは本当に良くないことだった」