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桜で結ぶ新たな「絆」 福島・飯舘の児童、横浜で植樹

6/5(月) 12:02配信

福島民友新聞

 東京電力福島第1原発事故の影響で川俣町の仮設校舎に通う飯舘村の草野、飯樋、臼石の3小学校の児童と、横浜市の山元小児童による桜の植樹イベントは4日、横浜市の根岸森林公園で行われた。

 飯舘村と横浜市は今回の植樹を縁に、桜の成長や開花など、折々のタイミングでの相互交流を検討しており、本県と首都圏の新たな絆が結ばれた。

◆大河ドラマ「八重の桜」出演の鈴木梨央さん参加 

 福島県への継続的な復興支援に取り組んでいる横浜市が「全国都市緑化よこはまフェア」の最終日の記念イベントとして企画。飯舘村から5年生の児童ら6人を招いた。横浜市側からは公園の地元の山元小から5年生13人が参加した。

 桜は、本県の桜を全国に植樹している「ふくしまサクラモリプロジェクト」の協力を得て、県産のソメイヨシノの苗木3本を準備。植樹にはスペシャルゲストとしてNHK大河ドラマ「八重の桜」で八重の幼少期役を演じた鈴木梨央さんも駆け付けた。

 会場では、飯舘村からの6人が「福島の桜が横浜で育ち、きれいに咲いてほしいと思います」とあいさつ。山元小を代表して女子児童(10)が「桜の成長を見守りながら福島のことを考えていきたいです。復興を願っています」と応じた。子どもたちは初対面ながら力を合わせて桜の苗木を植樹し、順調な成長を願っていた。

 また、肥料と土をまぜたダンゴに花の種をまぶした「たねダンゴ」作りも行われた。ダンゴは植えると花壇の中で集中的に花が咲くように工夫されており、山元小に植える。桜の成長と同様に、この花の開花なども相互交流の題材にする。

 イベントに参加した飯樋小の男子児童(10)は「恥ずかしがらずに話すことができた」、草野小の女子児童(10)は「協力しながら植樹できて良い思い出になった」と語った。

福島民友新聞

最終更新:6/5(月) 12:02
福島民友新聞