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演劇アート拠点一緒につくろう 藤沢の舞台女優が指導

6/5(月) 23:31配信

カナロコ by 神奈川新聞

 藤沢市を演劇アートの発信拠点にしようと、同市在住の舞台女優が新たな試みに挑んでいる。「湘南パフォーミングアーツプロジェクト」と題し、その一環として市民らを対象にした演劇塾も5月に開講。「もっと気軽に、自由に演劇や舞台を楽しめる場をつくりたい」。アーティストらと共同し、総合的なアートイベントの地元開催も目指している。

 同プロジェクトを進め、演劇塾「湘南演劇舎」の共同代表を務めるのは、ともに女優の池田朋子さん(29)とデシルバ安奈さん(30)。新国立劇場の演劇研修所出身の2人は現在、舞台やテレビなどで活躍している。

 ただ、女優活動を続けている中で気になったのは、都内に比べて地元に劇場が少ないこと。藤沢市で生まれ育ったデシルバさんは「藤沢でも気軽に舞台やライブが楽しめる場をつくりたかった」と言い、池田さんも「演劇に限らず、音楽家や作家などいろいろな分野の方とつながることで、藤沢独自の芸術が生まれると思った」と話す。

 昨年12月には、プロジェクトの第1弾として「朗読劇」を開催。台本は江の島在住の若手劇作家オノマリコさんが担当した。十分な告知ができなかったにもかかわらず、2回の公演はともに40人ほどの客席が埋まったという。

 湘南演劇舎もプロジェクトの柱の一つだ。5月30日にはライブハウスで体験会を実施。大人だけでなく子どもたちも対象で、演じることの面白さを求めていく。

 「社会のルールや学校の規則など、気が付かないうちに自分を枠に押し込めていることがある。演劇舎では自分を自由に表現してほしい」と池田さん。デシルバさんも「芸術は誰もが楽しめるもの。市民参加の演劇や舞台をつくりたい。将来は、藤沢市で演劇フェスティバルを開催したい」とほほ笑む。

 湘南演劇舎第1期は7月末まで計9回講座。(1)子ども(2)子ども(英語)(3)大人の全3クラス。問い合わせはメール(shonanengekisha@gmail.com)。