ここから本文です

田知本遥、古里で復帰戦 「新たな時間動きだした」

6/5(月) 9:21配信

北日本新聞

 リオデジャネイロ五輪金メダリストの田知本遥選手(小杉高・東海大出)が10カ月ぶりに公式戦の畳に戻ってきた。4日に射水市アルビス小杉総合体育センターで行われた復帰戦の全日本実業柔道団体対抗大会。得意の大外刈りで一本勝ちを収めるなど健在ぶりをアピール。ALSOKの一員として愛(めぐみ)選手(同)との姉妹出場も果たし「10回の練習より1回の試合。改めて試合の面白さや緊張感を味わった」と充実の表情を浮かべた。

 遥選手は五輪後、「無期限の休養」を指導陣に申し出た。五輪のイメージが脳裏から離れず「最高の動きと今の動きとのギャップが大き過ぎて落ち込む日々だった」と振り返る。

 支えになったのは愛選手の励ましだった。今回も愛選手に誘われたのがきっかけで、「今のベストを尽くそう」と復帰を決意し、その舞台に出身地を選んだ。

 五輪覇者の勇姿を一目見ようと、駆け付けた大勢の地元のファンらの声援も力になったという。「試合前から子どもたちが声を掛けてくれてうれしかった。今日の試合が、少しでもモチベーションを高めるきっかけにつながるといい」とはにかんだ。 

 3年後の東京五輪に向けては「自問自答したい」と明言は避けたものの、久しぶりの実戦で「新たな自分の時間が動きだした」と手応えを口にする。今春から筑波大大学院に通い、柔道の普及に向けた研究にも取り組む。「一般の人にも会場に来てもらえるような大会運営を学び、競技を盛り上げたい」と意気込む。

北日本新聞社

最終更新:6/5(月) 9:21
北日本新聞