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里崎氏が語る捕手の打撃力

6/5(月) 10:00配信

ベースボールキング

打てる捕手が減少…

 近年、球界の課題となっているのが“打てる捕手”。

 90年代から00年代にかけて古田敦也氏、城島健司氏、矢野燿大氏、阿部慎之助など打てる捕手が多く存在した。しかし、昨季12球団で規定打席に到達した捕手は、リーグワーストの打率.204に終わった小林誠司(巨人)のみ。

 今季は3人の捕手が規定打席に到達しているが、近藤健介(日本ハム)は捕手登録も指名打者や外野での出場が多く、12球団で規定打席に到達した捕手は実質2人だ。近藤を除いた2人の打撃成績をみると、中村悠平(ヤクルト)が打率.260、梅野隆太郎(阪神)が打率.186とかなり寂しい数字。近年は“打てる捕手”がかなり減少している。

打撃練習だけが練習じゃない!?

 現在ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務め、現役時代正捕手としてロッテで2度の日本一(05年、10年)、第1回WBCの世界一に貢献した里崎智也氏は、「バットを持って打席に入っている人で、打てなくてもいい選手なんて一人もいない。バットを持って入る以上は全員打ってなんぼですからね」と話す。

 投手をリードし、扇の要として守備陣を統率、そのうえ打撃で結果を残すのはかなり難しい。守備の練習に比重がかなり高くなるのではないかと思われるが、里崎氏は「個人練習で時間を割けばいいじゃないですか。24時間練習していないので、自分のキャッチャーの練習が終わってからバッティング練習すればいいじゃないですか」と練習の時間は確保できるという。

 続けて里崎氏は「あとは、体を使うだけが練習じゃない。相手の配球をビデオで研究したり、自分のフォームを分析したりだとか、もしくは技術練習だけじゃなく体力トレーニングをして技術力をあげるとか、頭を使う練習もできる」と持論を展開した。

読んで打つことが大事

 現役時代にベストナイン(2度)を2度受賞した里崎氏。打撃力をあげるために里崎氏が現役時代に行ったことは「相手のバッテリーの球種の傾向を読むこと。割り切ってここはスライダーだ、ストレートがきたら見逃し三振でもいいというくらいの覚悟で読んで打つことに特化したら打率は一気に跳ね上がりましたね」と語る。

 4月21日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人 - 阪神戦』で解説を務めた野村克也氏も「バッターボックスでもキャッチャーをやれ。お前なら何を考えるのか。読んで打つのはキャッチャーが一番いいんですよ」と里崎氏と同じような考えを持つ。

 バッターボックスでも捕手の視点を持ち、配球を読んで打つことが“打てる捕手”の近道といえそうだ。

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)

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